約 198,067 件
https://w.atwiki.jp/brocom/
うぇるかむ!Brother Complex~弟は兄オタ~wiki ここは、冬季優季乃の作品よるオリジナル×乱馬の漫画の設定についてのデータベースです。 編集中です。
https://w.atwiki.jp/relatetrekker/pages/261.html
基本データ 【見習い魔法使いの弟】たぬぅ B040 -画像- 種族 タヌキ 打点 3 攻撃力 1D3000 防御力 1D2200 アビリティ このキャラクターが場から捨て札に置かれた時、山札からカードを2枚捨て札に置く。 フォロー このカードが相手の山札攻撃により山札から直接捨て札に置かれた時、このカードの効果を発動する。攻撃してきたキャラクターの元々の打点が3以上ならそのキャラクターを持ち主のデッキの下に置く。 コメント 「これがホントのタヌキ柄だっ!!!」 公式紹介ツイート
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/49.html
ショタコンホイホイ 狙いすぎと言えばそれまでだが、新都社のショタコン作家陣のニッチをばっちり満たした。
https://w.atwiki.jp/hutati/pages/61.html
新章投下 分岐の地点だけどみんながかえって夜姉が弟をおこしにくるとこがありますよね? あそこからです(わかんない人は作品一覧からどのへんかだいたい探してくださいm(__)m) 姉が目覚めてスタートです。 では、はじまりはじまり~ 弟の部屋 弟「ぐぅ~す~」 カチャ ?「弟くんおきてください。もう夜ですよ」 弟「う、う~ん……」 ?「弟くん!」 ユサユサ 弟「ん……姉さん……もう大丈夫なの?」 ?→姉「私はもう大丈夫ですよ。心配かけました」 弟「……姉さん……ドウシタノ」 姉「別にどうもしてませんが?」 弟「いや……なんか…敬語使ったりしてるし……」 姉「私はいつも変わりませんよ?」 弟「え……う、う~ん……」 妹「あっ、お兄ちゃん起きた?はやくご飯作ってよ~今日はお兄ちゃんの日だよ」 弟「ああ……ごめん。今から作るよ」 姉「いえ、弟くんは寝ていてください。今日は私がやります」 弟妹「え…??」 姉「では、できたら呼びますので」 テクテクテク 弟「なあ妹…姉さんなんか変じゃないか?」 妹「うん……起きてからずっとあの調子なんだよ……どうしたのかな」 弟「あ……待て……姉さんが料理…っやばい!」 妹「あ!お姉ちゃんが料理……」 ドタドタドタ キッチン 弟「ね、姉さん!オレがやるよ!」 姉「いいのよ。弟くんは寝てなさい」 弟「う…」 妹「やっぱりお姉ちゃん変だよ……お料理ちゃんとできてるもん…」 弟「それに自分でわざと手を切って『いたいけど気持ちいぃぃ』なんて言わなくなったしな……」 妹「そ、それは…(////)」 数十分後 姉「ふたりともできたわよ~♪」 弟妹「は~い……」 姉「じゃ、召し上がれ♪」 パクッ 弟妹「…………っ!」 弟「!!」 妹「おいしい……」 姉「そうでしょ?一生懸命作りましたから」 弟「姉さん……どうしたんだ……」 完食 姉「もうお風呂わいてるからはやくはいってくださいね」 弟妹「は、は~い」 弟「ホントに姉さんはどうしちゃったんだ?」 妹「う~ん……わかんないよ……」 弟妹「う~ん……」 弟「ということが昨日の夜おこってたんですが……AとBはどう思う?」 A「あの姉が料理をね……」 B「うぅ……あの悪夢がよみがえるわ…」 弟「いや、そこじゃなくてw」 A「う~ん……私たちにもわからないわね~ごめんね……(もしかしてあのとき気絶させたから?)」 B「なにかわかったら知らせるわ(ということは……あの正拳突きは人格を変える?)」 弟「わかりました」 タタタタタ A「まさかね~そんなわけないわよ~」 B「でも考えられるのはそれくらいよ?」 A「ならもう一回すればなおる?」 B「なおるんじゃない?まあもうちょっとほっときましょうよ~結構おもしろそうじゃない?」 A「フフフ、いいわね。あっ、それならさ!ゴニョゴニョ」 B「それよ!フフフ……楽しみだわ♪」 帰り道 T「へえ~あのお姉さんがね~」 弟「でしょ?どうかしちゃったのかと思うよ……」 T「(私と会っても姉姉姉姉姉姉姉姉姉姉姉姉姉姉姉って!なんなのよもう!)」 弟「ん?どうしたんだT?」 T「なんでもないわよ!」 弟「なんで怒ってんだよ?」 T「怒ってない!フン!」 弟「ちょっと……T!待ってよ!」 弟「………で、なんでTはウチまでついてくるんだ?」 T「わ、私は妹ちゃんに用があるだけよ!」 弟「ふ~ん」 ガチャッ 弟「ま、あがりなよ。まだ帰ってないみたいだし」 T「あ、ありがと……べつにお礼なんていわないわよ!」 弟「もう言ってるよ…」 A「ねえ姉~今日のパンツの色は何色なの~?ニヤニヤ」 B「今日も弟君を誘惑するんでしょ~ニヤニヤ」 姉「そ、そんなはしたないことしません!(///)」 B「あれれ~じゃあ私たちが弟くんのはじめてをとっちゃうわよ?ニヤニヤ」 A「ああ……弟くんの感じる顔が浮かぶわハアハア」 姉「も、もう!かってにしてください!」 スタスタ A「あ、まちなさいよ~!」 弟「お茶でも飲むか?」 T「ふん、好きにしなさい」 弟「ったく、素直じゃないなニヤニヤ」 T「なに笑ってんのよ!」 弟「べっつに~♪」 ガチャ 姉「ただいま帰りました」 AB「おじゃましま~す♪」 弟「おかえり、姉さん」 姉「……っ(///)」 B「あれ~なんで赤くなってんの姉~?」 A「もしかして…なにか妄想中?クスクス」 姉「な、なんでもありません!」 タタタタタタ A「あ~あ行っちゃったよ」 弟「まだ姉さん変なままだな……」 B(A!そろそろ作戦開始よ!) A(OK~♪) A「弟くんちょっときて!」 弟「??なに?」 A「えいっ♪」 ドフッ! 弟「ぐ……」 ドサッ T「ちょっ……なにしてんですか!」 B「まあまあ」 弟「………ムクッ」 T「先輩!大丈夫ですか!?」 弟「…………T……」 B(成功?) A(う~んわかんないわね~♪) 弟「T…」 T「先輩?」 弟「君はホントに優しい子だね。そのツインテール、似合ってるよ。」 T「バ、バカ(////)何言ってるのよ!」 A(成功ね♪) B(完璧に性格が変わってるわね♪) 弟「フフ、そうやって素直になれないのは損だよT…僕の前だけでも素直になれないのかな?」 スッ T「えっ…ちょっと!いきなり抱きついたりして!(////)」 弟「いいだろ、T?」 T「う……」 二人の唇がちかづいていく……… ガチャッ 妹「ただいま~」 ピタッ 弟「ん?マイシスターがかえってきたようだな」 T「……(ん…もお~!バカバカバカ!)」 妹「あれ?みんなそろって何してるの?」 A「ん~?ちょっとあそんでるだけだよ妹ちゃん♪」 弟「マイシスター!おかえり!今日もかわいくて僕はうれしいよ!」 妹「(////)………あの……お兄ちゃんどうかしたんですか?」 T「なぜか急にこんな風になったのよ…(////)」 B「あれ?Tちゃんどうしたの~?ニヤニヤ」 T「べ、べつになんでもないですよ!もう~この部屋暑いわね!」 弟「フフ、みんなキレイだよ。君たちの美しさに僕は酔ってしまいそうだよ!」 B「………とりあえず気持ち悪いからさ」 A「もう一回殴っとこうか♪」 T妹「??」 A「えいっ♪」 ドフッ 弟「ぐふっ……バタッ」 妹「お、お兄ちゃん!?」 B「大丈夫よ、ほら」 ムクッ 弟「あれ?みんなどうしたの?……えっと…なんでそんなに冷たい視線を向けるのかな……」 T「ちゃんと戻ってるみたいね」 妹「よかった……」 B「よし!次はTいってみよっか~」 T「な、なんで!?ちょっ…はなしてよ!」 A「フフフ……痛くないから安心してね~ニヤニヤ」 T「い、いやあぁぁぁぁ」A「えいっ♪」 T「ん…バタッ」 弟「……あの…もしかして姉さんがああなったのって……」 B「あっ!Tが起きるわよ!」 ムクッ 「……」 弟「だ、大丈夫か?」 T「……好き…ボソッ」 弟「え?」 T「好き!先輩のことが私大好きなんです!いつもいつも先輩のことを考えちゃう… もうあなたにこの体を捧げてもかまわない!」 弟「え…ちょっ…落ち着けよT!」 T「ねえ!私だけをみてよ!いつも姉姉妹妹って!こんな近くに私がいるじゃない!!」 ガシッ 弟「T……」 T「もうこうなったら既成事実を作るまでね」 ポチポチ 妹「あ……(////)」 弟「わ……Tやめろ!こんなとこで脱ぐなぁぁぁぁ!……A!もとに戻してくれよ!」 A「う~ん…ヤダ♪だっておもしろそうだもん~」 B「フフフ、写真でもとればいい値段で売れるわね~どっちも♪」 弟「ふたちとも~!」 T「先輩……行数が足りないわ スルスル 弟「ちょっ(////)T!服着なよ!」 T「先輩下着姿でなに赤くなってるんですかあ?フフフ」 AB「あの弟くんの顔…(´Д`)ハアハア」 妹「(////)」 弟「離れてよT~」 T「や~だ♪それとも……私じゃダメなの?」 弟「う……(ヤバイ、いつもと雰囲気違う……かわいい!)わあ!どこさわってんだよ!」 T「いいじゃない~♪先輩……好きにして(////)」 ガタン 姉「あ……(////)」 弟「あ、姉さん!(せっかくもどってきたのに!)ちょっ…これは誤解だよ!A!B!姉さんを戻して!」 B「ま、しょうがないわねA!捕獲よ!」 A「アイアイサ~♪」 ガシッ 姉「あ……やめて…」 A「んじゃっまたごめんね姉♪えいっ♪」 姉「バタン……」 弟「もとに戻るのかな…ってかTも戻して~!」 A「この技は一定時間たたないと使えないんだよ♪」 弟「ちょっ……」 T「先輩~はやくぅ~」 弟「T~!やめてぇぇぇぇ」 ムクッ 姉「……」 弟「ね、姉さん!」 姉「わたしの弟に、手を出すなぁぁぁぁぁぁ」 ドフッ T「くっ……」 B「おお、元に戻ったみたいだね~」 姉「……あれ?」 弟「どうしたの姉さん?(ふう、姉さんが元に戻ってよかった…)」 姉「ううん…なんでもないよ…(みんなの思ってることが聞こえる!)」 弟「そう?それならいいんだけど(大丈夫かな?)」 妹「お姉ちゃん!もう大丈夫なんだね?(ホントによかった~)」 A「ま、姉がもとにもどって一件落着ね(あ~あもうちょっと遊びたかったな~弟くんと)」 B「じゃあそろそろ私たちはかえりますか?(次はどんなイタズラしよっかな~♪)」 T「……(……)」 姉「Tは気絶中だから何も聞こえないのか……フフフフ、これはおもしろいわね♪ちょっと我が兄弟にイタズラしてみようかしら♪」 A「じゃあ私たちは帰りましょうかね♪(今度こそ弟くんを……フフフ)」 B「んじゃまたね~(弟くんは私のものよ!)」 姉「(ふん!弟は私のなんだから!)」 弟「Tはどうしよっか?(姉さんに思いっきり殴られたけど大丈夫なのかな…)」 姉「し、失礼ね!ちゃんと手加減してるわよ!」 弟「え?!(今口にだしちゃったのかな?)」 姉「ゴ、ゴホン。とりあえず妹ちゃんの部屋に寝かしときましょう」 弟「わかった」 スッ 姉「ちょっと待て弟」 弟「なに?」 姉「なんであんたがつれていくのよ?」 弟「え?なんでいけないの?」 姉「どうせあんたのことだからTの生足をさわったりボディタッチができる~なんて思ってんでしょ!」 弟「そ、そんなこと思ってないよ!(たしかに……触り放題……)」 姉「ピシッ……弟にはお仕置きが必要のようね…」 弟「ちょっ……姉さん…空間が割れるような音がしたけど…」 姉「フフフ、気のせいよ。あっ、妹ちゃん!Tを運んどいてね~さぁ弟?わたしの部屋にいきましょうか?クスクス」 弟「ガクブル(*1))アワワワワワ」 妹「え?え?お、お姉ちゃん……(私一人じゃ運べないよ…)」 バタン ガチャッ 姉「さてさて弟君……これから言う質問に正直に答えるんだよ?」 弟「は、はい…」 姉「弟はABT姉妹の中でだれが一番好きなのかな?ニヤニヤ」 弟「え!?う、う~ん…(やっぱりAかな~あの胸が…ハアハア)」 姉「ピシッ…」 弟「ね、姉さん……」 姉「…おまえはそんなに化け乳が好きかぁぁぁぁぁぁぁ!」 弟「ちょっ…まだ何も言ってな……痛っ!」 姉「問答無用!!」 弟「ひいぃぃぃ」 妹「んしょ…んしょ……む~私一人じゃやっぱり無理だよぉ…」 ドタ バタン ガタ 弟「ぐっ……痛っ…(これってマウントポジション?)」 姉「フフフ……覚悟はよくて?」 弟「く……(……ん?ちょっ……姉さん…)」 姉「?」 ガタン 妹「カァァァァ(////)あ……その……っ(お姉ちゃんたちが……エッチなこt)」 タタタタタタタタ 姉「あああ!妹ちゃん!誤解だってぇぇぇぇぇ」 弟「はあ……よりによって妹に誤解されるなんて…」 タタタタ バタン 妹「またお姉ちゃんたち…(////)」 T「う……ん…」 妹「あ、気づいたのかな?」 トトトト T「う~ん……あれ…ここは…」 妹「私の部屋だよ」 T「あ……わ、わるかったわね、寝かせてもらったりまでして」 妹「いいよいいよ。気にしないで(ニッコリ)」 T「…さすが兄妹ね。笑ったときの口元が弟先輩とそっくりだわ」 妹「え?……そ、そうなのかな…(////)」 T「そうよ?まあ他人からみたらすぐわかるわ」 妹「……Tちゃんてさ…」 T「ん?なに?」 妹「お兄ちゃんのこと好きなんでしょ?」 T「!!……な、なに言ってんのよ!そ、そんなわけないじゃない!(///)」 妹「ふ~んならいいけど…(人格が変わってたときのことは伏せとこ…)」 T「……もしかして先輩のこと…好きなの?」 妹「え……え……か、家族としてだよお!(///)」T「ホントに~?」 妹「む~」 T「クスクスわかったわ。さて、そろそろ私は帰るわね」 T「じゃあね♪」 妹「玄関まで見送るよ」 スタスタスタ T「あっ、そういえば!」 妹「?」 T「はい、これ。先輩のお弁当箱。今日忘れていったのよ」 妹「……忘れていった?お兄ちゃんと食べたの?」 T「い、いやそうじゃなくて……そ、そう!教室に忘れてたのよ!」 妹「え?でもTちゃんってお兄ちゃんと学年がちが」 T「ちゃ、ちゃんと返したんだからね!じゃ、じゃあ!」 ドタドタドタ 姉「妹ちゃ~ん!誤解だよ~」 弟「あまり変な意味でみるなよ!」 妹「え……(///)」 弟姉「こ、こら~だから誤解だって!」 T(二人の乱れた服や髪……荒い息づかい……『誤解だよ』?……) T「……っ!!!」 弟「あっ!T!もう大丈夫なの?」 弟「ごめん。姉さんが思いっきり殴ったりしたから……」 T「プルプル………先輩の……バカァァァァァァァ!」 ドフッ!!!!!! T「もう知らないんだから!」 タタタタタタタ 弟「な……ん………で……バタッ」 姉「弟!?しっかり!」 妹「大丈夫!?」 …………… 弟「う、う~ん……あれ……オレどうしたんだっけ……」 妹「あ、お兄ちゃん起きたんだね!」 弟「ああ…そういえばTに殴られて………ってもう朝!?」 妹「そうだよ!はやく学校の用意しなきゃ!お姉ちゃん起こしてね」 弟「え?ね、姉さん?なんでこんなとこに?」 妹「ずっとお兄ちゃんのこと見てたんだよ。『大丈夫かな…』って言ってたし」 弟「そ、そうだったんだ……」 妹「わ、私も…し、心配してたん…だよ…(///)」 弟「もう大丈夫!心配かけて悪かったな」 妹「ヘヘ…いいよ♪じゃあ私もう行くから♪」 タタタタタタ 弟「姉さん、学校遅刻するよ!」 姉「う~ん……もう少し…」 弟(そっか…姉さんはずっと起きててくれたんだもんな……いつもエロイことしかしないけど、やっぱり姉なんだな。見直したよ…姉さん) 姉「あと少し……もう少しでイきそうなのぉぉぉぉ」 弟「………やっば姉さんは姉さんだわ…」 完 姉END? 前の分岐へ http //www19.atwiki.jp/hutati/pages/61.html
https://w.atwiki.jp/odenfan/pages/427.html
第64話「弟がまだ正常だった頃」 【登録タグ】 ゲーム プレイ動画 無双 おでんの人の教祖と愉快な仲間たち おっさん<弟 「戦場」と書いて「ハッテン場」と読む 教祖vs教祖 仲達はノイローゼのようです ドキッ!弟だらけの布教大会 ※この弟たちはまだ魔法を習得していません
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/68.html
【1日目】 一人の少女が彷徨っていた。 決して迷子とか、浮浪者という訳ではなく、彼女は大切な人を探している。 彼女も、一体どうして彼のことを忘れていたのだろうか? と疑念を抱くほど重大な事件だった。 その少女が探す者は、未だ行方不明。 片っぱしから知り合いや友人に尋ねても首を傾げて「さあ」と答えられるばかり。 むしろ「誰? それ」と聞き返されるくらいのものだ。 異常だ。 少女の探す者は、周囲に影響を与えるほど重要な人間だったのに皆どうして「知らない」と口にするのか。 どうして――家族である母ですら『彼』を記憶していないのだろうか……? 少女……先導エミは呟く。 「アイチ……」 エミが探しているのは、彼女の兄――先導アイチだった。 昔まではおどおどしていて頼りない、毎朝なかなか学校に行こうともしない。 そんな兄はカードゲームのお陰で変わっていった。 エミもアイチに続いてカードゲームをするようになった。格別、仲が悪くない。良い方だろう。 むしろ、エミの方が兄であるアイチを心配している程。 なのに――最近までアイチの存在を忘れていた。まるでこの世に存在していないかのように。 自分が実の兄を忘却していたことは異常だが、周囲の友人やアイチの知り合いですらアイチを忘れていた。 母親ですら実の息子を忘れている。 果たしてここは……エミの知る世界なのだろうか? 世界に恐怖を覚えたエミは周囲から孤立し、カードゲームで遊ぶのを止め、兄探しに没頭し始めた。 少なくとも友人など親しい人間は兄を記憶しておらず、学校も兄の存在がなく、戸籍までは分からない。 この調子では警察に相談したところで妄想に取りつかれた少女として扱われるだろう。 結論からして、先導エミは途方に暮れていた。 兄の手掛かりは一切ないのである。 最早、どこへ向かうべきか。一体どうすれば事が解決するのか。 一人で抱え込むしかないだけで、エミは不安で押しつぶされそうだった。 当てもなく住宅街を彷徨っていたエミを呼びかける声が一つ。 「どうかしたの?」 エミが振り返ると、通りすがりのシスターがいた。 そして、シスターだからこそ一人寂しく歩くエミの存在に気をかけたのかもしれない。 例え心配をしてくれたとしても、エミはシスターに話す内容は決まっている。 「あの……アイチを知りませんか? えっと、青髪の高校生くらいの男の子で――」 必死にアイチの特徴を説明するエミ。 シスターは心当たりを思い返す様子を見せてから返事をした。 「見かけていない。……わたしも日本には長く居ない。最近ここへ来たばかり」 顔立ちを見れば、シスターが日本人ではないとエミも察する。 エミの中に暗い感情が積もる。アイチを探すのは無謀なのではとエミも半ば諦めを感じ始めていた。 すると、理由もないだろう。些細な会話としてシスターが尋ねた。 「探しているのは友人?」 「いえ、私の兄です。突然いなくなってしまって、それで……」 「……兄」 困惑するシスター。どういう訳か彼女の瞳に涙が浮かびあがっていた。 エミがシスターにそれを問い詰めようとしたが、シスターは言葉もなく踵を返し立ち去る。 確たる証拠もないが、あのシスターは周囲の知り合いたちとは少し違う。 故に、エミはこの状況が――この世界そのものが異界だと理解したのである。 □ 都内から少し外れた住宅街にその教会はあった。 ここではないどこかにもありそうな、ひっそりとある、それでいて全うな聖なる場所。 例え教会であっても、ここは聖杯戦争にとって重要な『位置』ではない。 だが、聖杯戦争と無縁ではなかった。 教会にいる一人のシスター。 彼女はたまに思う事があった。何故、自分は『この道』に至ろうとしたのだろう――と。 結果ではなく過程が曖昧で、いつも引っ掛かってばかり。 だが、ある日。 前ぶれもなく突然、彼女は思い出してしまったのである。 そして、彼女は深く後悔してしまった。 あたしは何故あの少女に声をかけてしまったのだろう。 あの……兄を探す少女。 きっとあそこで彷徨っていなければ、あたしは声をかけなかった。この先、永遠に記憶を取り戻す事もなかった。 なのに――― 思い出したくなかった。否、思い出し、罪を償わなければならなかったのに。 何故、忘れてしまっていたのだろうか? 彼女は自らの罪に押しつぶされそうになっていた。 瞬間。 彼女の前に、一人の英霊が現れた。彼女のサーヴァント・ランサー。 一見して『ランサー』であるとは思えないのは当然だった。 ランサーは少女に見えた。 ランサーは槍を所持していなかった。 ランサーは―――どちらかと言えば『魔法使い』である。 そして、少女のランサーから聖杯戦争の概要を知り、シスターは漸くここへ導かれた理由を察した。 少女のランサーが棒つきキャンディを口にしながら問う。 「あんたは魔法使いでも何でもないけど、聖杯を手に入れるつもりはあるかい」 シスターは静かに答えた。 「ある。あたしは――聖杯を手に入れたい。聖杯を手にし、許されたい」 「許される?」 「……『弟』に許してもらいたい」 彼女――ホット・パンツと名乗るはかつて弟を殺める『罪』を犯した。 いつもの山中で……いつのように弟と木の実を拾いに訪れた先で、熊に出くわしてしまった。 普段、いつも通りならば、熊に出くわす事は無かった。 熊の痕跡すら、あそこにはない。だから、だからこそ油断してしまったのかもしれない。 酷く餓えた熊だったらしく、食い殺そうと迫り、諦めの様子が欠片もないのだ。 このままでは弟と共死にすると恐怖したホット・パンツは―― 弟を捨てた。 そして、ホット・パンツは生き延びた。 誰もが『事実』を知らず、誰もが彼女に同情してくれる。 故にホット・パンツは、自分の住んでいた村に……自分の両親のところに居る事が耐えられなかった。 だからこそ修道院に足を向けたのである。 話を聞いた少女のランサーは沈黙を保っていたが「ふうん」と素っ気ない態度を取る。 ホット・パンツの方から問いかけた。 「ランサーの望みは?」 「あたしの目的はグリ・ム・リアってばーさんを倒すことだ。聖杯を手に入れて、直ぐぶっ倒す」 それと、もう一つあるが。 ともあれランサーはホット・パンツが明確に聖杯を手にする意思があるだけで十分だった。 聖杯を手に入れたいからこそ、そうではないマスターなのが面倒なのだ。 「要するに利害は一致したって事だね。戦争が始まった後で、弱音を吐いたりするんじゃないよ」 ふと、穏やかな雰囲気の中、歌声が聞こえる。 今、教会の前を通り過ぎようとしている子供――それも少女が口ずさんでいるものだろう。 ランサーは思いが過った。 ランサー……真名はアクアという彼女のもう一つの望みは、ホット・パンツとは真逆。 『妹』を殺す事だった。 かつて自分の国を滅ぼしたグリ・ム・リア。 女神を名乗る彼女の組織に――死んだはずの『妹』がいた。 『妹』は壊れていた。もはやかつての『妹』ではなく、明確な敵でしかないのだろう。 だが、彼女はやはり歌を口にしているのだった。 大好きだった歌、何でもかんでも歌にしようとする――…… アクアは、あの狂った『妹』を殺さなければならない。 彼女を倒す事が破壊の魔法を会得した答えだと信じて、全てを破壊するのだ。 たとえそれが自己満足だとしても。 □ 何かが狂っている。 自覚したエミは行動を取ろうとした。手段は幾らでもあるが、まずはここが『東京』ではない証拠を。 最早、『東京』から脱出するべきではと計画を練り始めた。 中学生のエミにとって、まだ覚束ないものだが何もしないよりはマシだ。 だが、エミの想像以上に『東京』は異端な世界に変貌していたのだ。 電車やバスなどの交通機関は動いている。しかし、『東京』よりも外に出る事は許されていない。 目に見えない力によって防がれていた。 彼女なりでインターネットで調査を続けていると、ニュースの速報として一際異常な記事を発見する。 殺人鬼。 ある博物館から犯行は開始し、現在も警察官が何名か死亡。 犯人は逃亡中。 そんな夜――丁度翌日になる深夜0時だった。 「…………」 エミは母親が就寝したのを確認してから、彼女なりに用意した荷物を手に、家から抜け出した。 交通機関は駄目であれば、自力で『東京』から脱出するのは可能だろうか? エミは希望を抱き、県境を目指そうとしていた。 逆に、それこそが無謀だが、それしか手段が思いつかなかったのも事実。 地図でルートを確認しようとした時、手の甲に何かついているのを見つけた。 刺青のような模様。 途端にエミの中で恐怖が込みあげてきた。軽くこすっても模様は消える様子はない。 無論、エミは刺青をするような不良少女ではない。エミの記憶によれば、さっきまではなかった気がする。 母親の仕業? だとしても何故? 「…………っ」 兄のアイチが消えた。それから全てが狂っている。 かつては不気味なほど馴染んていた日常に、エミは再び溶け込む勇気すらない。 日常から逃れなければならない。 「――――そこで何故立ち止まっている?」 「え?」 閑静な住宅街に、エミしかいなかったはずの場所に、謎めいた一人の男の姿があった。 深夜、暗いせいもあって顔立ちなどはハッキリとしないが、この時間帯にいることすら奇妙である。 エミは訳が分からなかったものの、例の――殺人鬼のニュースを脳裏に過らせ、顔色を変えた。 エミに迷いはない。直ぐ様、その男から逃げ出した。 走るしかない。迷路のような住宅街を走り続けた。 決して体力に自信があるエミじゃない。しばらくすると速度が落ち、歩き始める。 振り返ると、あの妙な男の姿はない。 巻いたと安堵した矢先、声が聞こえた。 「お前は妙だな。やはりマスターか。お前のような子供……しかも魔術師でもないとは」 「!?」 例の不審な男だと声色だけでエミは判断した。 姿が明らかになれば、さらに不審者であると分かる。コスプレとしか思えない騎士の恰好をしていたからだ。 片手には剣が、光沢のあるそれは本物のような気がする。 エミは叫ぼうとしたが、不思議なほどに叫べなかった。 いざとなったら出来ないとは、まさにコレなのだと体感する。 ただ震える声でエミは呟いた。 「さ……さ、殺人鬼………?」 「ハッ、あんなマスターが制御出来んバーサーカーと一緒にされてはな。奴は、魔力切れで消滅するのが末路だろう」 マスター? バーサーカー? 魔力……? エミには理解できない用語をずらずらと並び立てて、騎士は剣を向ける。 「成程。その様子ではサーヴァントを召喚していないか。ならば、殺すのは容易い」 「サーヴァント……そ、それ、アイチと関係があるの……!? アイチがいなくなった事と――」 エミの質問は無視された。騎士は無情に剣を振り下ろした。 少女の生に意味はあったのか? 少女の死に意味はあったのか? 誰も知る事なく、彼女は終わろうとしていた―――騎士が殺されなければ。 騎士も油断していた訳ではないだろう。 振り下ろす直前、ソレに気付いた。 エミが目をつむった瞬間、彼女のサーヴァントが召喚されたのである。 青い炎。 エミが召喚したサーヴァントは英霊とは思えないほど幼い少女の姿をしており、青の炎が燃えた瞬間。 少女の姿は『人魚』へと変貌していた。 恐る恐るエミが目を開けた時には、騎士は光の粒子となって消滅し、宙を浮く人魚の少女がいた。 突然の展開に、エミは驚く。 「人魚がいる……!?」 「あんたがブルーベルのマスター? って、魔術師じゃなくない!?」 にゅーと文句垂れる人魚の少女・サーヴァントの名前はブルーベルというらしい。 エミに不満を持つブルーベルよりも、エミの方が異常な状況に戸惑っている。 しかしながらエミは自分なりの対応を精一杯した。 「ブルーベルちゃん? 私を助けてくれたんだよね」 「そうじゃなくってキャスターのクラスだから……にゅ~別にいいや。あんたの名前は?」 「私は先導エミ――あっ、そうだ……」 ふとエミは思う。 アイチのこと――異常な『東京』のこと。 ブルーベルなら何か知っているかもしれない。 「ブルーベルちゃんは、もしかしてアイチのこと……知ってたりする?」 「アイチって誰?」 やはり知らない。 不可思議な少女ですら知らないとなれば、アイチはどこへ消えたのだろうか。 「アイチってのを探すのに聖杯が必要ってこと?」 「聖杯……? 私、本当に何が起きているのか分からないの。さっきの騎士の人だって……何言っているのかサッパリで」 「なーにも知らないっておかしくない!? プ~~~~! 状況変すぎでしょ」 聖杯。聖杯戦争。 そのワードだけはエミの中でも引っ掛かった。 きっとそれが、アイチの消えた事を関係があるはず――だからこそチャンスを無駄にしない為、エミは勇気を振り絞る。 「ブルーベルちゃん。アイチを――私の『兄』を一緒に探して下さい!」 「……兄」 エミがアイチなんて呼び捨てをしているから、兄であるとはブルーベルも想像していなかったのだろう。 意表をつかれた表情をしていた。 そして、何より。 ブルーベルにもかつて『兄』がいた。 「いきなりこんな事、お願いするのは悪いと思うけど。私、ブルーベルちゃんにしか頼れる人がいなくて……」 「……」 「ここにいる人達。ううん、この世界全部がおかしいから、早くここから出たい。 でも、もしここにアイチがいるなら――」 「――いいよ」 「え!?」 あっさりとしたブルーベルの返答に、エミの方が半信半疑の状態に陥る。 「ほ……本当にいいの?」 「だってエミがマスターだと聖杯なんかぜ~~ったい手に入らない気がするもん!」 「えっと……よく分からないけど、ありがとう!」 エミが兄を探しているのに同情した……なんてブルーベルは口にしないだろう。 しかし――決して、何も感じなかった訳ではない。 一般人で魔力もまるでない、聖杯を手に入れようなんて無謀なマスターだから仕方ない。 ブルーベルは、きっとそのように言い訳するだけなのだから。 時系列順 Back ある正義の味方の話 Next ある御伽話 投下順 Back ある正義の味方の話 Next ある御伽話 Character name Next→ 先導エミ 000 Welcome to Tokyo crazy world! キャスター(ブルーベル) ホット・パンツ ランサー(アクア)
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/4503.html
「ええい!拙僧がその女に『とんち』を解かせて眼魂を生み出そうとしたのに、『とんちんかん』な事をしおって!」 【名前】 僧兵眼魔(弟)/坊さん眼魔 【読み方】 そうへいがんま(おとう)/ぼうさんがんま 【声】 田中大文 【登場作品】 仮面ライダーゴースト 【登場話】 「一休眼魂争奪!とんち勝負!」(てれびくん1月号付録DVD) 【分類】 眼魔 【特色/力】 竹刀を用いた攻撃 【器物モチーフ】 不明 【英雄モチーフ】 一休さん? 【詳細】 笹原真由子というふくよかな体型の女性の周辺で暗躍していた眼魔。 幕で囲ったとんち空間を作り出し、相手ととんち大会で対決をしかける。 他にも戦闘では「剣道が得意」と自称して竹刀を振り回すが、特にエネルギーを纏ったり斬撃を飛ばすなどといった特殊な固有能力があるわけでもなく、単に振り回してるだけである(その上ゴーストに難なく攻撃をかわされており、本当に剣道のいろはを習得していたのかすら怪しい。更に言うと後述の通り、肥満とはいえ人一人すら動かせず往生していた事から腕力も人並以下と思われる)。 また、頻繁に寒い親父ギャグを言い出して自分で吹き出す癖があり、タケルから「おかしな奴が出てきた」と批評された。 真由子の実家から一休さんの逸話で有名な『虎の屏風』が見つかった事から彼女を一休の魂とシンクロしやすい彼の子孫と認識し、彼女に自身が用意したとんちを解かせる事で一休ゴーストを出現させるという(これまで人命を切り捨てることを前提にしていた他の眼魔たちと比べれば)随分と平和的な手段で眼魂を入手しようと目論んだ。 しかし彼女が仕事帰りに遭遇したその大量のとんちの紙を「不可思議現象」と称して大天空寺に依頼したことで、タケルたちに現場に同伴されてしまう。 そこで呑気にどっしりと座り込んで団子を食べていた真由子を懸命に動かそうと足掻いてたところをタケルに目視され、それに応じた御成に不知火を吹き掛けられた事で姿を現す。 上記の台詞で悔しがりながら自分の作戦の全貌を明かすが、真由子の反論から実は彼女は一休とは何の血縁もなくとんち好きでもないことが発覚(その際、あろうことか敵であるタケルから素で「ちゃんと調べろよ!」と痛い突っ込みを入れられた)。 そこで計画を変更してタケルたちを自分のとんち空間に招き入れ、司会役を任された真由子が持ち込んだ伝家のとんち問題(アカリが突っ込んでいたように、何故とんち嫌いを称していた彼女の家にとんちがあったのか不明、しかもほぼナゾナゾである)をより多く答えた方に一休ゴーストを顕現させる『とんち三本勝負』を持ち掛ける。 解答そっちのけで真由子にしつこく告白するタケルチームの御成に対し、自分の陣も言葉を話せない眼魔コマンドたちのみの構成で相当なハンデだったが、一問目の「パンはパンでも食べれないパンは?(答:フライパン)」にはタケルとタッチの差で正解して先勝。 だが、二問目の「混雑してる場所にいる鳥は?(答:コンドル)」という問いをアカリに正解され、一勝一敗に持ち込まれる。 そして三問目の「小さな輪に風船を通すには?」というとんちに延々と悩んでいたところ、「先に風船を割って萎ませてから通せばいい」という正解をタケルが導いたことで二勝され、とんち勝負に敗北。 喜びに舞い踊るタケルの方に一休ゴースト出現の兆しが現れ、咄嗟にゴーストに変身したタケルが『虎の屏風』に印を翳すことで一休ゴーストが顕現する。 三問目が解けなかった屈辱にうつ伏せに寝転んで悔しがりながら眼魔コマンドたちに眼魂の強奪を命令するが、応戦するアカリが所持していたハリセンをコマンドが殴り飛ばした拍子にゴーストの手に渡り、全員がそのハリセンで一掃されてしまう。 いつまでも悔しがる自分にも問答無用でハリセン攻撃をぶつけられると正気に戻り、幕の裏に隠してた竹刀を取り出して応戦するが浮遊するゴーストにひらりひらりとかわされ、最期はオレ魂によるオメガドライブを受け爆散した。 【余談】 同名前はDVDエンディングのクレジットに表示され、一部では「『僧侶眼魔』という兄弟眼魔の片割れで兄の方」と紹介されている。 仮面ライダー図鑑では「僧兵眼魔(弟)/坊さん眼魔」という名前で登録されており、僧兵眼魔(兄)が別にいる。 僧兵の兄弟眼魔ということで、偉人モチーフは真田十勇士の三好伊三入道がこの眼魔、三好青海入道が兄と思われる。 なおスーツ自体は槍眼魔を改造し、兄と弟のコンパチ式と思われるが、てれびくん付録DVD等のいわゆるハイパーバトルビデオシリーズでは、実は初の新規登場怪人。 今までは既存怪人の流用だった。
https://w.atwiki.jp/anetomo/pages/6.html
( ^ω^)「ここはスレの主人公、ぼかぁ弟氏以外の恋愛体験談を紹介するページだお。」 現行 【受験を控えて】ぼかぁ弟雑談【エロと雑学】 http //yy36.60.kg/test/read.cgi/news4vip/1162571840/ ぼかおの報告しか見たくない人がいたので派生しますた。 ぼかぁ弟雑談スレ http //yy11.kakiko.com/test/read.cgi/news4vip/1160054125/ 長門の人の話。 アッシーの話。 エロチキの話。 二股(Futamata)していたこともある(=゜-゜)(=。_。)の話。 ID 7D/vvDnAさんの話。のちの("●ω●")である。 ID kFXE7zyuさんの話。のちの(・ω・`*)である。 ID A8GmBTJCさんの話。 長門の人の話。 中3。 「長門似の娘に惚れたのではなく、好きな娘が長門似になったんだよ。」 某スレの1とは全くの別人なので注意。 なかなか会話する機会がつかめない。 この前、誕生日にプレゼントをあげるため「今ほしいものは?」ってかかれてる手紙を手渡しした。 結局プレゼントはイカしたフルートのキーホルダーにした。 アッシーの話。 大学生。マダムキラー。 ユミ(チキンの話と混同しないように!)と付き合うことに? (ごめん誰かまとめて) エロチキの話。 高3 ユミとバカッポー。 付き合って1日目でおっぱいもんだため、エロチキに改名。 エロチキ「お前らは、何も分かってないな。そこにおっぱいがあったなら揉むしかないだろう?」 エロチキ「胸を揉むことが恋愛です。」 エロチキ「好きなんだ、おっぱい。」 エロチキ「告白されやすい体質なんだよ」 エロチキ「俺の風邪がうつった奴は、時期にエロくなるよ」 エロチキ「(ユミに)踏まれてみたいかも」 エロチキ「まあ、えっち呼ばわりされて内心喜んでるんだけどねw」 エロチキ「いいよな生足w俺女の子を見る時は足から見るようにしてるんだ 」 エロチキ「(学校で)おっぱい揉ませてくれって頼んだ事あるけど 」 エロチキ「ユミににゃ~って言ってほしい… 」 エロチキ「足の事を言ったらユミの足のやらしさは異常。 見てるだけで息子が暴発しそうになる (生足で足コキされて息子が爆発した)」 エロチキ「生足は見るもの。おっぱいは揉むもの」 エロチキ「生足は見たり踏まれたりするもの」 エロチキ「束縛はするよりされる方がいいな」 (これまで語られなかった歴史) 当初は同じ電車に乗っている年下の娘に想いを寄せる ウジウジと悩む最中ユミとデートする 結局年下の娘は諦めてユミに告白 後日談「ユミが俺を好きじゃなかったら告白しなかった」 おまけ 童貞卒業は中学在学中 二股(Futamata)していたこともある 1 (=゜-゜)(=。_。)の話。 (=゜-゜)(=。_。)高3 ツン子 高3 ちっこい 一度ツン子に告るも撃沈。その際ツン子に「ドンマイ」と言われる。 ツン子はクラスではグループに入らず浮いているらしい。みんなには猫かぶってるが、(=゜-゜)にはツンツンきぴしい。 告白後。ふつうに会話するまでに関係を修復。←今ココ 最終目標はツン子に猫耳をつけること。 (=゜-゜)「みんなには猫だが(=゚ -゚)だけには猫耳を被って欲しいんだよな」 ツンデレが好き (=゜-゜)の妄想 俺「寒いなぁ(右手を出す」 ツン「何よ?」 俺「いや、寒いからなぁ」 ツン「今日は特別ね!(手を繋ぐ」 俺「うわぁ、お前の手冷たいなぁ」 ツン「うるさいなぁ、離すよ?」 俺「あ~、ごめんごめん」 ツ ン 子 以 外 は じ ゃ が い も ID 7D/vvDnAさんの話。のちの("●ω●")である。 暇だから俺が後悔した事書く。 中3のとき、俺は○○委員長として生徒会執行部にいた。 毎年5月には体育祭があって、4月の後半あたりからかなり忙しくなる。 生徒会の中での役割分担の結果、俺はIさんと同じ係の長になった(つーか勝手にされてた) Iさんは女テニの部長で、顔立ちもいいし性格もいい。結構ファンもいた。 ゴールデンウィークには休みをすべて返上して係の人とポンポン作ったり、Iさんと企画について考えたりした。 ゴールデンウィーク中、毎日夜8時くらいまで残って企画を考えた。 パソコン室でIさんと2人だけで。 そのときどんな会話をしたかもう覚えていないが、とても話がはずんでいた。 Iさんも裏の性格(笑)を結構さらしてくれるようになった。 俺はIさんに惹かれていた。 ゴールデンウィーク後も体育祭まで休みの日なんてなかった。 俺はそのほうがうれしかったけど。 そんな中、別の仕事で残っていたEさん、K君、そしてIさんと生徒会室で話していた。 Eさん「○○君、Aさんって知ってる?」 K君「今話すのかよww」 Iさん「あ~w」 俺はキョトンとしていた。 話は続く。 Eさん「やっぱ知らないかぁ~w」 俺「いや、誰それ?」 Eさん「パネル係やっててね~・・・○○君と話したいって言ってたよw」 俺「へ? どんな奴?」 Eさん「私とK君と同じクラス。ちょっと目がきついけど、面白いかなw」 俺「まぁ、いいや。今度見とく。」 体育祭の練習では俺の出る幕はなく、Iさん主導で順調に進んでいた。 Iさんは面倒見のいい人で、体育祭を通して、他学年にもファンが増えていった。 体育祭が終わっても、Iさんとは毎日のようにMSNメッセをしてた。 ある日、思い立って告ってみた。まぁ、結果はわかってたけどw 後日、Eさんからのメール 「前言ってたAさん覚えてる?アドレス教えて欲しいって。教えてもいい?」 別に断る理由もなかったからOKした。 Aさんからメール来た。 「教えてもらってごめんねぇ。ヨロシク」 夏休みに入る。 俺も一応受験生だったから塾の夏期講座へ。 その塾にはAさんも通っていた。 Aさんは見た感じ微妙だった。 夏休みに入ってAさんとのメール交換は激しく(笑)なった。 夜3時半までずっとメールしてたこともあった。 性格は・・・結構好みかも 8月前半、毎年近くの大きい公園で大きい祭がある。 前日にEさんからのメール「Aさんが一緒に行かない?ってよ(笑」 俺「2人きりは・・・。Eさんもくるんなら行ってもいいけど」 次の日、3人で祭へ。 花火が始まる少し前についたので、歩き回ることに。 Aさんはずっと俺の横にくっついて歩いてた。 結構会話もはずんで、楽しかった。 何気に手をつないでいたり・・・。 1週間後ぐらい、Aさんに告られてOKした。 2学期が始まって、夜中まで続いていたメールもそこまでなくなった。 そのかわり塾の帰りはだいたい一緒に帰っていた。 しかし、家は逆方向だったので、学校の帰りなどは別々に帰っていた。 さらに、彼女の家庭はけっこうお金に困っているという噂があったりしたので、デートにも誘えなかった。 そんなgdgdが続いて11月。 一回くらい誘ってみようと電話。 Aの親?「はい、もしもし」 俺「あ、○○です。Aさんいますか?」 A「もしもし~。」 俺「もしもし。俺だけど~・・・」 なんか彼女のテンションが異様に低い気がした。 俺「なんかテンション低くない?」 A「ん?そんなことないよ?」 俺「じゃぁいいけど・・・。明日どっかいかない?」 A「明日はちょっとムリかなぁ・・・」 俺「まじですかwなんで~?」 A「・・・・・」 なんか嫌な空気だった。 A「あのさ・・・別れよ?」 A「塾から帰るとき直接言おうと思ってたけど、なかなか機会がなくて・・・」 そういえば最近、塾から帰る時さえいっしょじゃなかった。 俺「『最近なんか忙しいから先帰っていいよ』ってEさんに聞いたけど・・・」 A「あのね・・・別に好きな人ができたから・・・」 俺「マジで・・・」 この後の会話はもう覚えていない。 頭の中が真っ白だったし、その後朝まで泣いてた。 俺は後悔した。 いろんな言い訳をつけて、一緒にいることを拒んでいたのは俺なんじゃないかと。 結局俺は何かしてやったのかと。 そして今、結局俺はなにが言いたかったのかとw おわり ID kFXE7zyuさんの話。のちの(・ω・`*)である。 中1の終わりの頃の話さ ひとりの女子と班がいっしょになった その女子は大人しくて優等生タイプだったけど それでいて結構冗談に理解があって 給食の度に 他の班員巻き込んで冗談を言い合ってた。 けど 五月蝿いタイプじゃあなかった。 ちゃんと礼儀もわきまえていて 意味不なところでケラケラ笑ういまどきの女子(主観) とは確実に違った。 つまり俺にとって今まで触れた中で最高の女子だった。 普通に唯一 気軽に話せる女子だった。 二年生に上がったときそいつも一緒だった。 で、この辺からが本題なんだ。 そいつが部活をつくったんだよ(同好会レベルだけど) 「文芸部」 こいつ本好きだからなあ ってのが感想だった。 当然部員はそいつだけ 俺はパソコン部とかいう皮を被った ゲーマー集団に入ってたから興味はなかったんだけども 2、3日後 こいつはとんでもないことを言い出した そいつが あなた(名前で呼ばれた事なし) 将来私が小説家になったらアシスタントとして 雇ってあげるから 文芸部にきて雑用やりなさい 何いってんだコイツ なんで俺? メンドクセ とか心んなかで思ってたんだけど 僕はやさしい、いい子だからそんなこと言わずに わかったよ パソ部も飽きたしPCゲーは好かんから 行くよ と言っちまった ここから狂い出す その後はしばらくパソ部はサボって文芸部に言った。 文芸部はそいつと正式部員じゃない俺 そいつの友達と顧問の教師(当時 俺らの担任) で成り立ってた。 友達はたまに見に来る程度だったけど 休み時間とか下校時とかいつもいっしょにいたのを覚えてる 雑用っていわれてたけど カーテン閉めたり紙取りに行ったりするだけで 大体そいつの隣で頬杖ついてた いつだったか一回だけそいつの作品をみせてもらったことがある ミステリみたいなホラーみたいな 主人公がやたらハガレンの心理君とかぶったのがよく覚えてる 内容は素人にしてはまあまあかな、といったレベル これがあとにも先にも 一回きりの事だった そんなgdgdを続けていたある日のこと いつものように 今日、敵キャラきめるから来て などといって 分かりましたよ行ってやるからって いった その日の放課後はちょっとおかしかった 俺が喋んないのは、いつものこと 当たり前だったんだが 今日はそいつも一切喋んない いつもは俺には話しかけたり 最悪独り言があんのに 机にうっぷしたまま 手を動かさない なんだ?と思いながらも とりあえず 学力のひくい俺でもはいれる高校を考えていたら そいつの友達が現れた 普段こないほうの どうしたの?とか言ったら そいつが俺に聞こえさせないためか 会話ができない… みたいなことを言っていた 聞こえてるぞ しかたないじゃん イジメを受けてそだったんだから 友達はふーんとか言っていた 美術部員だったっけかな で10分くらいして先生がきて 今日は終わりにしような と言って終わった 俺はその日 初めてそいつと一緒に下校して 流石に責任を感じたため 話しかけてみた こんな感じのことをいっていた 一年前だしよく覚えていない 会話が続かない だったかも イジメ 僕はイジメられたトラウマで 消極的なのさ ネットと友人だけにしか強気になれない 話した内容は 小学校のときは○○だったよな? いつ越してきたんだ?とか なんで黙ってた?とかだった 相手は 普通の状態にもどっていた ただ なんで黙ってた?の時だけ また沈黙した。 そいつのマンション付いたから じゃあな っていったら え? あ うん。 不意をつかれたみたいな へんな返事だった そして 何故か この日から文芸部にさそわれなくなった 誘われなくなった理由はワカランかった 聞いてみる気も起きんし ただあとになってわかったけど そいつは文芸部にいってなかったらしい そして しばらくして また班がいっしょになってからが 最悪だった 文芸部にいかなくなって 本来のパソ部にいくきも起きず 授業おわったらすぐにかえる毎日だった 友達は部活がいそがしくていっしょに帰れないから 一人で帰ってた 一方あいつも 俺と同じで 文芸部行かなくなったら 帰宅部だから すぐ帰るを繰り返していた 同じ班だから掃除もいっしょ 必然的に俺の下校中にはあいつが 前が後ろかにいるのが当たり前になった 1ヶ月くらいたった日 それは起きた いつも通り テストの再テストが終わって みんなが帰っている時間に 教師と二人きりのとき 君、○○さんの事 好きなの? 思わず吹いたね なんでいきなりそんなこときくの? みたいに思ってた まあ どっちかってぇと好きな方に傾くと思う いや 好きだったんだ この時までは さ 好きなのは良いけど 節度をきちんとまもんないとねぇ? 何いってんだコイツ? マジで混乱した どういう意味ですか?と聞いた 君、○○さんの事を家まで付けてるんだって?毎日 な゛!!? 思わず変な声出しちまったよ そう 理由は先に述べた通り ストーカーだと思われちまったんだ 誰が…そんな事を…? かなり焦ってたんだろ 聞いちまった そんなこといったって男女 どっちともからきいたけど? ショックだった 人から… 最低2名から そんな風にみられていた そのあとは ひたすら鬱だった そして すぐ冬休みにはいった この冬休みでショック 悲しみが 怒りへと変わるのがわかった 怖い 怖い 怖かった。 本当は好きだったアイツを 全然関係ないアイツを 嫌いになっていた… 冬休みがあけても嫌いのままだった 1月から3月まで 一度もあいつとは喋れなかった あいつが俺を 拒絶してるようにみえた それを見ると 怒りが溢れ 憎しみが生まれ 殺意がわいた それからが大変だった 下校や登校の時に あいつをみたら一目散に 逃げ出して クラスでだれかが笑いをとっても そいつを見たら その直線上にいる女子に 勘違いされると思い 無意識を意識で制御したりした そして 友達を待ってるときに あいつの友達が現れて また○○さんを待ってるの? お前かぁーーッ!! と 無意識に叫んだ 冷静に考えたら この友達はいつも あいつにくっ付いていた こいつしかいないと無意識の 一瞬の内に理解したんだろう 無意識を意識でとめる練習を していたから 殴りかかったりはしなかった 俺が理性を抑えてると 嫌な笑みで、 「なにが?」 俺は友達をまたずに その場から 逃げ出した 殺してしまいそうだったから そのあとは クラス替えをして落ち着いた 神とも呼んでいいムードメーカーと 最高の親友に出会えた そいつらが あいつらのことを 忘れさせてくれた 本当に感謝している ただ、いま選択音楽で文芸部立ち上げた奴から 楽器をならっている 発狂しそう これが最後の試練か。 (・ω・`*)の後日談 俺もAが悪いわけじゃないのはわかってたけどさ 見るとさ なんか怒りがわいてくるからさ で、今選択音楽をとってるわけなんだけど 文化祭での発表があるから曲を決めるわけよ 俺が提案した夏祭りが採用されたわけだけれども 何故かそいつも俺らのチームに入ってきたわけ 別チームのピンクパンサー行けよ でさ 結局アルトサックスやることになってね(緒事情で Aからアルトサックス教わってるんだよ それが何よりの苦痛何だけど Aは笑顔 ってかなんかね 抵抗無いかのような感じで 「うまいね!」とか言う訳よ 「うまいね!」とかさ 笑顔で言われても困るわけ なんであんな事あったのにそんな ひたしげ(何故か変換できない に出来るわけ? また こっちの対処としても 俺はなるべく相手にきおつかって 傷つけないように生きてるから ハッキリ拒絶できないんよ。 その後の検討により腹を割ってAと話し合い真実を聞くという結論に至った。 だがその後2度あった選択音楽時にも話が切り出せず2度目、チャンスの日の夕方 (・ω・`*)は電話で呼び出す決意をした。 電話 俺「もしもし○○と申しますけど、Aさんいらっしゃいますでしょうか」 A弟「ちょっとまってください」 A 「はい?」 俺「ああ、Aか?○○だ」 A 「あー、あーw えっとなんですか?」 俺「今から10分、15分時間取れる?」 A 「大丈夫だけど・・?」 俺「じゃあ下降りてきてくれ」 A 「した? わかった。」 数分後奴がきた 俺「聞きたいことと、話したいことがある」 A 「ん、何?」 俺「いまから10ヶ月前、去年の冬休み前の事だ」 A 「覚えてないw(1)」 俺「・・・○○先生にこんな事いわれたんだよ」 俺「君、Aさんをつけてるの?ってな」 A 「つけてる・・・?」 俺「俺がお前をストーキングしてたと言われたんだよ」 A 「・・・」 俺「まさか、知らないと?」 A 「初耳で、驚いてる。」 俺「・・・Bから聞いていないのか・・?」 A 「えっ、B・・・・・」 A 「B・・・」 俺「Bが・・噂を流してたみたいだ 後でわかった事だがな」 A 「うわぁ・・見てもいないのになんでそんな事いうんだろ・・・(2)」 俺「お前・・Bと親友だろ、あいつの性格上必ずお前に言ってると思うがほんとにしらないのか?」 A 「知らない」 俺「・・・本題はな、いま選択音楽だろう?」 A 「うんw」 俺「で、アルトサックス習ってるだろ?」 A 「うんうんw」 俺「俺はあの一件を聞かされたとき凄くショックだった」 A 「そりゃあショックだろうよ・・・」 俺「ああ、だから・・・その、あんまり言いたくないんだが・・・」 俺「お前やBと話していて良い気分がしない。だがら俺にかかわらないでくれ」 A 「・・・」 その後しばらく沈黙 A 「私をつけるわけないのにね・・・」 俺「聞いたんだがこの噂を流したのは男女最低2人いるらしい」 A 「え・・・二人・・?」 A 「だって女はBで、じゃあもう一人は?」 俺「それはわからん」 A 「そう・・・」 俺「しつこいが本当に知らないんだな?」 A 「うん・・・でも」 俺「でも・・?」 A 「もし私が知っていて・・・ただ忘れていただけなら・・・ショックを与えてしまって本当にごめんなさい・・」 俺「・・・」 俺「もし、本当に知らないんならお前にこんな事話した意味はなかった・・・スマン」 俺「じゃあ、それだけだから・・・」 A 「うん・・・」 もし、こいつが本当に知らないんなら 俺は最低だ。 一方的に拒絶して傷つけた・・・ Bとなんら変わりない・・ でも、こいつは本当はしってたとおもう (1)(2)の発言が不自然なんだ。 あと決定的なのは・・・ 皆にいってなかったけど2つ 1つ 俺が帰るときなにやらAとBがこっちを見ながらヒソヒソ話をしていた事があったんだ。 嫌な感じと思っただけだったんだけど・・・ 2つ 普通に下校してたら10mくらい前にいたAがこっちを見ながらいきなり走りだしたことがあった。 走りながらもチラチラ後ろを振り向きこっちを見ていた。 今思えば、俺をストーカーだと重い にげたんじゃないか? この後も今後Aに、どう接するか検討されたが 様子見をする事となった。←今ココ ID A8GmBTJCさんの話。 なんでか今でもわりと覚えてる 家から1分の距離に住んでる幼なじみがいた 今思えばこのころから中々可愛かった気がする 同い年で保育園 幼稚園は一緒でいつも同じグループにいて一緒に遊んだ お互いにクレヨンで絵を書いて交換したり仲良かった 小学校一緒で登校は班行動なので違ったけど下校は6年間一緒 家近いからお互いの家でよく遊んだ 回りのやつらにからかわれた、けどいて当たり前って感覚の俺らで途中で回りも飽きた(それに同じ方面のタメの生徒は少なかった) 中学なって俺は野球の朝連とか部活で時間合わなくなった 廊下で会ったらしゃべりはしてた ある日俺が違うクラスの子に告られた 特にかわいくもないし興味なかったけど友達の彼女の話について行きたかったからおkだした 次の日幼馴染が家に訪ねてきた 久しぶりに家来て少し緊張 だけどすぐ前のようにしゃべれた 途中彼女できたことの話題になった んで「あんたアホやなー あたしという人がおりながらw」 冗談交じりに言われて俺も笑い飛ばした すると「正直好きやったけど後悔すんなよw」 いきなりで俺内心焦りながらも強がってそこは流した 確かにモテるやろうのに彼氏つくらんなーとか思いながら んで「まぁまた恋愛相談のったるわw」と言われその日は解散 彼女いるけど幼馴染が急に気になってくる いろいろ困惑してくる 女として見てなかったからかもしれん でもすぐに行動うつす気もないし何日かすぎる ある朝寝てたらいきなり動いた わけわからんくらい揺れた パニックる俺 親に手をひっぱられ外に出た 家がむちゃくちゃ 地震らしい 今にいう阪神淡路大震災 でも親父も母親も怪我はしたもの無事 マジラッキー 家はぺちゃんこやけど助かった 現実感なく周りみてる 道路も家もぐちゃぐちゃ そんとき気がついた 変な汗出てくる 俺幼馴染の家に走った いつも1分の道が形変わって少し遠く感じ電信棒をまたいだりでめっちゃ邪魔 ついた・・・けど? なにこれ 一階が二階でおし潰されてた もうわけわからんかった 必死にバラバラの家の破片を探るというかなんというか もう重過ぎで助ける以前にマジ動かん 幼馴染の部屋の位置を思い出したら完全に潰れてる 大声出して埋もれてないか反応みるけどなんもない 助けよんでもみんな自分のことでいっぱいいっぱいで助けこん あとはひたすらがちゃがちゃしてた 親が俺探しにきたらしくて戻される 「避難したかもしれんやろ」 そう言われたけど学校の体育かんのなかで気が気じゃなかった 親も泣いてた 親もよその家に見に行ってて何かあるんだろうな 体育館でタメのやつと会う 助かった喜びを分かち合った でもここにあいつはおらんかった こんときめっちゃ好きやったんやと気がついた なんで過去形?とか思って自分がわからんくなった そんときやたら泣けてきた 気付くん遅いとか無力やなとか 冷静になってから手みたらめっちゃ切れてた しばらくして幼馴染の家族はみんな亡くなったと聞いた クラスの友達も何人か亡くなった 彼女は遠くに引き取られたそうだ、もう連絡はとっていない 俺もしばらくはマンションを借りるまで親戚の家に一家で世話になることになった まぁそれから俺は本気で恋愛をしてない 「恋愛相談乗ってくれる」っていったのに約束やぶりやがって! とも思ったけど俺が遅かったんだなと後悔実は俺の家の残骸から昔のクレヨンの絵が見つかった 俺はあいつがくれた汚い俺の絵を一生捨てない と思う 追記: 暇だから現状でも書いてみる( A`) 親戚の家の近くの中学に転校して高校にも行った 親が大学行けと言われたが昔の家とマンション借りたのとでローンヤバいと考え働くのを決心した 今は営業の仕事につけてとりあえず金家に入れながら生活してる 恋愛はあれからしてない 中学1回高校で4回告られたが今だ付き合ったことはない(告られたのは嬉しかったけど) たまにまだあの頃の夢を見る 幼馴染の家で遊んでた日や小学校の下校やら俺の家に来て焦ったときとか、あと地震の日の夢も(揺れたら吐くのがダルい、というかマジ恐い) 最近俺は、幼馴染の思い出ばっかり見て現実に価値がない気がする 俺はどうしたらいいんだろうか( A`)誰か俺をどうにかしてくれ 追追記: 前は言いづらい空気だったんで言いそびれたんだけど おそらく幼馴染は亡くなったと思う。 わかりにくかったかもしれないので言っておくと『彼女は親戚に預かられた』って前の最後のほう書いたのは、最初のほうに書いた『なんとなく付き合い始めた彼女』であって幼馴染がどうなったか今も知らない。 でも俺の家の付近の住民は近くの中学の体育館に避難したんだけどその時も幼馴染の家族は誰も来なかったし、 俺が親戚の家に移るまでの一週間くらいの間、何回も幼馴染の家を見に行ったけど貼紙もなかったしな(親戚の家に移ったりする時は家があった場所の目立つとこに連絡先と安否を書いた紙を張ったりした、というか俺の家はした) んで その何年後に当時の親友と飲んだんだけどその時に『詳しくしらないけど亡くなったって聞いたような・・・?』って言われて俺は諦めた。でもどっかで期待してるからかいまだに吹っ切れないみたいだな( A`)
https://w.atwiki.jp/hutati/pages/62.html
※この章からコテをつけるようになりました。 文化祭前日…… 友「明日はいよいよ、だな」 弟「ああ、必ず成功させようぜ!…………といってもがんばるのは俺たちじゃないけど……」 友「ま、ウチのクラスの女はカワイ娘揃いだし…大丈夫だろ」 弟「………」 三週間前…… 委員長「こら!静かにしなさい!!まだ文化祭の出し物が決まってないのは私たちのクラスだけなんだからね!で、結局お化け屋敷?喫茶店?」 男一同「喫茶店!(あの子のメイド姿……ハアハア)」 女一同「お化け屋敷!(どさくさに弟くんに…ハアハア)」 弟「………(オレはどっちでもいいや)」 友「弟…もちろん喫茶店だよな?」 女「弟くん……もちろんお化け屋敷だよね……」 弟「え?え?(……クラスの人数は欠席をのぞいて37人…今18対18だから……俺の意見できまるのか!?)」 男一同「弟……」 女一同「弟くん……」 弟「じゃ、じゃあお化け屋敷と喫茶店を半分ずつすれば……」 一同「それだ!」 委「というわけで決まりました!内容は……でっかい教室を貸し切って半分にくぎる、お化け屋敷をつくって、無事でれたら喫茶店につくといったものでいいですか?」 一同「は~い」 友「ナイス弟!さすがはオレの心の友!」 弟「べつにおまえのためじゃないんだがな……」 友「まあこれで委員長のメイド姿がみれるってもんだフヒヒ」 弟「委員長ね……」 友「フ、おまえはいいよな!姉ABTよりどりみどりだもんな」 弟「そんなんじゃねえよ」 友「そういうことをいうのはこの口か!」 弟「いてて……ん?」 委「ね、ねえ二人とも、ちょっといい?」 友「なに?」 委「あのさ……えと……その……」 弟「どうしたんだ?」 委「きょ、今日の放課後暇かな…文化祭でいるものを買いにいきたいんだ……」 友「暇だけど?どうして俺らなんだ?」 委「あ、もちろんほかの女の子もくるんだよ?ただ…その……荷物が……ね?」 弟「要するに……荷物もちか」 委「そ、それだけじゃないんだよ!」 弟「わかったわかった。ただオレはいけないからほかを探s…んんんん!」 友「弟も暇だから行くよな?」 弟「んんんんん!(手をはなせ!)」 友「というわけだから委員長。俺たちがいくぜ!」 委「ありがとう(ニッコリ)帰りのHRが終わったらすぐ校門前にきてね。」 スタスタスタ 弟「プハッ……なにすんだよ!」 友「まあいいじゃねえか」 弟「よくねえよ!今日は妹に帰り呼ばれてんだよ!」 友「なに?!妹ちゃんだと?貴様……なにをするつもりだ……」 弟「(地雷ふんだ…)し、知らねえよ!」 友「ほう……知らないと……」 弟「マジだって!駅前のマ○クにこいっていわれただけだからさ!」 友「…………………よし、オレがかわりに行ってやるよ」 弟「……は?」 友「いや~妹ちゃんを待たせるのはよくないから、オレがいって弟は文化祭の買い出しだって伝えにいくわ」 弟「それだったらおれがいけb」 友「シャラーップ!!とりあえずおまえは委員長と買い出しに行ってこい」 弟「さっきまで委員長委員長行ってたやつがもう心変わりか?」 友「物事はすべて運命によって決められているのさ」 弟「意味わかんね……」 放課後 弟「やべ、掃除でおそくなっちゃったよ…委員長たち待ってるかもな」 タタタタタ 弟「ハアハア……ごめん、遅くなって………あれ?委員長?もう一人くるはずじゃ?」 委「急用でこれなくなったみたいなの……友君は?」 弟「あ、あいつも用事ができたみたいで……」 委「そっか……じゃあ行こうか?」 弟「あれ?委員長歩き?」 委「うん……私バス通だから」 弟「歩きで行くよりは自転車のほうが早いからな……のりなよ委員長」 委「い、いやいいよ弟くん!」 弟「遠慮するなって、ほらはやく」 委「う……わ、わかった…」 弟「で、どこに行くの?」 委「駅前の雑貨屋だよ?言ってなかったっけ?」 弟「駅前…………」 雑貨屋 委「じゃあ弟くんはお化け屋敷につかえそうな布の類をおねがいしますね」 弟「わかった」 委「30分後にここに集合ですからね、めぼしい物はちゃんとメモしとくゆうに」 弟「はいはい」 委「じゃあ30分後に」 スタスタスタ 弟「布って言ってもな…どんなのがいいんだろ……」 ?「あっ、あれって弟先輩じゃない?」 弟「ん?」 ?「本物じゃん~Tちょっときなさいよ~」 T「は、はなしてよ、もお!」 弟「Tじゃん?えっと君たちは……」 T友1「こっちがT友2で」 T友2「こっちがT友1です」 ※委員長はハヤテのごとくの生徒会三人組の金髪の人のイメージ T「せ、先輩こんなとこでな、なにしてんですか?」 弟「ああ、ちょっと文化祭関係でね」 T友1「じゃあ私たちも手伝いますよ!」 T友2「先輩いきましょ♪」 弟「ふ、ふたちともくっつきすぎだよ(///)」 T友2「いいじゃないですか~ギュウッ」 T友1「さ、なに探してるんですか?」 T「ふふ、ふたちとも!な、何してんのよ!」 T友2「あ~Tがつかまるとこがないって?クスクス」 T友1「でもべつにいいじゃ~ん、Tはべつに付き合ってるわけじゃないんでしょ?ニヤニヤ」 T「そ、そんなこと…か、関係ないじゃない!先輩だっていやがってるじゃない!」 弟「べ、べつにいやじゃないけど……」 T「……っ!!ふん!いいわよべつに!私には関係ないもん!」 T友1「エヘヘ~いいのかな~?」 T友2「私たちがとっちゃうよ~ニヤニヤ」 タタタタタ 委「ちょっと弟くん。こんなのってどうかな………って……なにしてんの…」 弟「い、委員長!?」 委「まったく……女の子と遊ぶのもいいけどちゃんと仕事はしなさいよ…」 弟「ごめん…というわけでT、T友1、T友2、じゃあな」 T友1「そっか……じゃあまた!」 T友2「今度遊びましょうね♪」 T「……先輩のバカァ!!!」 ボコッ 弟「ぐはっ!!」 T「もう知らない!!」 タタタタタ T友12「「あ、待ってよT~!」」 タタタタタ 委「……えと……追いかけなくていいの?」 弟「……委員長が言うなよ…ゲホゲホ」 委「だ、大丈夫?」 弟「ハハ……あんま大丈夫じゃないかも……」 委「と、とりあえずどっかで休もっか……マ○クでなんか食べる?」 弟「(ちょ……)」 そのころマ○ク 妹(お兄ちゃん遅いな……もお、なにしてんだろ…) 友(い、妹ちゃんが待ってるハアハア……なんて声かけよう……と、とりあえず偶然を装ってフヒヒ) 友「い、妹じゃん!どど、どうしたんだ?こ、こんなとこで?」 妹「あ、友先輩。お兄ちゃん待ってるんですよ」 友「え?た、たしか弟は文化祭の買い物にいったぞ?」 妹「え……そうなんだ………私との約束…忘れるなんて…グスッ」 友「(ドキッ!くっ……なんかオレが悪いことしたみたいじゃないか!)ま、待ってろ妹!オレがあいつをつれてきてやるからな!」 妹「友先輩……」 友「絶対つれてきてやるからな!」 タタタタタタタタ 妹「…携帯があるのに……」 弟たちマックの前にて プルルルルル 弟「ん?電話………妹!!」 委「どうしたの?」 弟「ああ……妹から電話が……」 プルルルルル 委「でてあげなさいよ」 弟「………もしもし」 妹『もしもし?お兄ちゃん?今どこにいるの?』 弟「(やばい……なんか怒ってるな……友はなにしてるんだよ!)え、え~と…今ちょうどマックの前なんだよ」 妹『あ、そうなの?じゃあはやくきてねプツッ』 弟「………」 委「なに突っ立ってんのよ。いくわよ」 弟「(妹ならわかってくれるよな妹ならわかってくれるよな妹ならわかってくれるよな妹ならわかってくれるよな妹ならわかってくれるよな妹ならわかってくれるよな………)」 そのころT一行は T友1「もお、Tったらどうしたのよ?いきなり先輩のこと殴ったりしてさ」 T「べ、べつになんでもないわよ。知らない女の人といたから殴ったわけじゃないもん」 T友2「わかりやすい反応ね…」 T友1「まったく…だいたい先輩は文化祭の買い出しにきてたんでしょ?あの人は買い出しの手伝いだったのかもしれないじゃない」 T「……わ、私には関係ないもん」 T友1「関係ないんだ……じゃあ先輩はいただいちゃおっか友2?」 T友2「そうだね♪ニヤニヤ」 T「ふん!勝手にしなさい!」 スタスタスタ T友12「ニヤニヤ待ちなさいよ~」 そのころ友は 友「ハアハア……弟……弟……弟…………どこにいるんだぁぁぁぁぁぁ」 ハアハアしながら弟を探す姿に人々は目を反らすことになる…… これはまたべつのお話w マックにて 委「どうしたの?なんかブツブツつぶやいて?」 弟「いやなんでもないよ…」 委「そう?ホントに大丈夫?」 弟「だ、大丈夫だよ」 委「さきに席とりに行こっか?二階でいいでしょ?」 弟「う、うん…」 カツカツカツ 妹「(あ、お兄ちゃんだ!)おにい……?誰だろあの女の人…」 サッ 妹「(思わず隠れちゃったけど……お兄ちゃん…私との約束ホントに忘れちゃったのかな……グスン)」 弟「(あれ?妹がいない?なんでだろ?……いた…隠れてるつもりなんだろうな)」 委「どうしたのキョロキョロして?」 弟「な、なんでもないよ。悪いけどなんか買ってきてくれる?」 委「オッケーなにがいい?」 弟「シェイクだけでいいよ」 委「りょーかい」 スタスタスタ 弟「……妹、隠れてないで出てこいよ」 妹「グスン……ウゥ……」 弟「!!!」 友「お、弟ぉ!ハァハァ……どこなんだぁぁぁぁハアハァ」 弟「ちょっ……どうしたんだよ妹!」 妹「だって……だって……お兄ちゃんが……フエェェェン」 弟「な、なんなんだよ…」 妹「わ……私との約束なんて……グスン……どうでもいいんだよね……グス」 弟「(ぐっ…すべての言葉が胸に突き刺さる……)ご、ごめんな……どうしても抜けれなかったんだ」 妹「ふえぇぇん」 ガシッ 弟「こ、こらこんなとこで抱きつくなって」 T「ふうなんかおなかすいたわね」 T友1「そうね、マックでもいく?」 T友2「そうしようそうしよう!意外にまた弟先輩に会ったり…キャッ♪」 T友1「だったらいいね~ニヤニヤ」 T「まったくふたちともあんなののどこがいいんだか…ブツブツ」 T「あ、あのね!言っとくけど先輩ってすごくエッチなのよ!」 T友1「ふ~ん」 T友2「で?」 T「で?って……あんたたち何とも思わないの?」 T友2「べつに?」 T友1「今くらいの年の男の子はみんな似たようなものなんだって~」 T「むー!」 T友1「ほらほらそんなこと言ってる間についたわよ」 T友1「ん!?あの人は!」 T友2「弟先輩といっしょにいた人よね?」 T「飲み物が二つ……」 T友2「ということは…」 T友1「先輩がいる!」 T「ふん、ちがう人のかもしれないじゃない」 弟「よしよし、わかったからもう泣くな」 妹「うぅ……グスッ」 ギュウッ 弟「は、離れろよ…」 妹「なんで?グスッ」 弟「い、いや……人前だし……」 妹「家ならいいの?」 弟「いやそうじゃ……」 妹「……やっぱり私のこと嫌いなんだ…ふえぇぇん」 ギュウッ 弟「(そろそろ委員長が帰ってくるよ……)」 弟「よしよし……ごめんな…(ん?なんか視線を感じる)」 姉「弟……だれと抱き合ってんのよ…」 A「あのさ……あれっていもう……ん~ん~(B!なにすんのよ)」 B「あ~誰だろうね~あれ(まあイロイロおもしろくなりそうじゃんw)」 弟出発前 姉「さて、今日はなにする?」 B「弟くんイジメ?ゾクゾク」 A「弟くんにイジメてもらうとか……ゾクゾク」 姉「はいそこ!Sっ気とMっ気をださない!弟は私がおいしくいただきます」 AB「却下」 姉「ん~それにしても弟はどこにいるのかしらね~」 B「あ、ふたちとも校門をみて!」 A姉「どこどこ?」 B「わ、わたしのおしりじゃなくて!わかってるでしょ!」 姉「冗談だって~………あぁ!」 A「弟くんがだれか知らない女の子と逢い引き!?」 B「しかも自転車に二人乗り!!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 姉「あとをつけるわよ!」 B「フフフ、さてどうしよっか」 A「弟くんと二人乗り……」 姉「そこのM女!いくよ!」 A「だ、だれがM女よ!」タタタタタタタ B「ハアハア…一つ聞いていい?」 姉「ハアハア……なによ」 A「ハアハア……なんで私たち走ってんの……」 B「向こうは……自転車…なのに……ハアハア」 姉「そ……それも…ハアハア……そうね」 A「で、でも……ちょっと……ハア……快感…ボソッ」 B「なんか言った?」 A「な、なんでもないよ!」 姉「ちっ……見失ったわね……」 A「ハアハア……きついよぉ……」 B「なんのこれしきぃ!」 姉「その意気だB!!M女いくよ!」 A「だから私はMじゃないー!(やっぱりMなのかも……ゾクゾク)」 数十分後 姉「くっ……やっぱり街ってのは広いわね…」 B「さすがに……きついわね……」 A「私もう足が動かないよ……でもこれがいいボソッ」 姉「なんか言った?」 A「な、なにも言ってないよ!それよりちょっと休憩しようよ、ちょうどマックがそこにあるわ」 姉「そうね……」 マックにはいる三人 イロイロ買って二階席へ 姉「ん?この感覚は……弟!」 A「え?妹ちゃん?どこどこ?」 姉「キョロキョロ……!!弟はっけn……」 B「あ、誰かと抱きついてる!」 んで現在にいたる 姉「私の弟とあんなことしてシャバを堂々と通れると思うなよ!」 A「だからあれはいもうt」 ベシッ B「いもが食べたいのA?(黙ってなさいよ!)」 A「いた~いゾクゾク、だって妹ちゃんが…………気持ちかったボソッ」 弟「……やっぱりなんか見られてる気がするな」 妹「ウゥ……エグッ」 弟「もう大丈夫か?」 妹「うん……」 弟「よしよし」 そのころの姉たち 姉「フフフフフ」 A「どうしたの姉?」 姉「フハハハハハハハ」 B「姉が壊れた……」 姉「そうね……そうだったんだわ!」 AB「なにが?!」 委「おや?その子はだれ?ってかなに泣かせてんの!?」 弟「い、委員長!」 委「なにやってんのよ!」 弟「あ……オレの妹なんだ……」 委「だとしても女の子を泣かせるなんて!クドクドクドクド」 A「……あれが修羅場ってやつなのかな?」 B「う~ん……私にはこどもがお母さんに怒られているように見える」 姉「フハハハハハハハハハハハハ」 B「とりあえず姉、落ち着きなさい」 姉「わかったのよ……」 A「だからなにが!」 姉「弟は……やっぱりロリコンだったのよ!」 (参照、作品一覧→その他の弟たちの長編の中の弟はロリコンかって話) A「ああ……あれね……」 B「で、なんでそう思ったの?」 姉「勘」 AB「……」 T友1「弟先輩と抱き合ってんの誰なんだろ?」 T友2「う~ん……よく見えないね。Tはどう?」 T「ん……私もよくみえない」 T友2「う~んなんか修羅場っぽいですな~」 T友1「どうする?」 T「こ、こっちみないでよ!わ、私には関係ないもん!」 T友2「フフ、か~わいい♪」 T友1「今日は帰ろっか?あたしたちが慰めてあ・げ・る♪」 T「わ、私は残る!」 T友1「フフ、ムリしなくていいのよ?」 T「ん……ちょ、なに胸さわっ……あ……」 T友2「寂しいんでしょ?弟先輩にかまってもらえなくて……」 T「ん……人に見られる……」 T友1「大丈夫……人少ないし角席だし」 T「や、やめて……」 長い時間をかけて説教、事情説明が終わった 委員長「わかった?弟君!?」 弟「は、はい……」 妹「お兄ちゃんごめん……いきなり泣いちゃって……」 弟「気にするなナデナデ」 委員長「とにかく事情はわかったから弟君は妹さんといきなさいな。私はまた探しにいくから」 弟「いや……でも…」 委員長「私は大丈夫だから……ね?」 弟「ごめん……」 委員長「んじゃ!また明日ね!」 姉「ハハハハハハ」 AB「ダメだこいつ…はやくなんとかしないと……」 T「もう二人とも!」 T友1「ひゃん!怒られたー」 T友2「逃げろー」 ドタドタ T「こ、こら!まちなさい!」 弟「あれ?Tだ?なにしてんだろ?」 妹「お兄ちゃん?行こ?」 弟「あ、おう」 買い物にでかけた弟たち そして A「さて、姉宅についたわけだけど」 姉「アハハハハハハハ」 B「姉が壊れっぱなしね……」 A「弟君てやっぱりロリコンなのかな?」 B「うーん……これから弟君の部屋を漁ってみる?どんな本持ってるかw」 A「大丈夫かな?」 B「大丈夫だって~いこ?」 ガチャ B「おっじゃまっしまーす」 A「前来たときよりは片づいてるね」 B「それじゃ」 A「探してみますか(ニヤニヤ)」 そして話は冒頭に戻る 委員長「二人ともお疲れさま」 弟「委員長こそお疲れ」 友「委員長大変そうだったからな」 委員長「そ、そんなことないよ……みんながんばってくれてたし……」 友「それにしてもお化け屋敷は結構な出来だよな~」 弟「たしかに……一生懸命やりすぎて気づかなかったな」 姉「弟ーもう終わったー?帰ろー?」 弟「わかったー……というわけでじゃあな、また明日!」 友「おう、じゃあな(委員長と二人きり…ハアハア)」 委員長「明日は7時集合だからね!遅刻しないでよ!」 弟「わかってるって!」 帰り道 弟「姉さんのところはなにするんだっけ?」 姉「私たちのとこも喫茶店よ。コスプレ喫茶だけどね」 弟「姉ちゃんなに着るの?」 姉「明日までのお楽しみよ♪」 弟「いいじゃん教えてくれたって~(ということはAやBも……)」 姉「……今なんか変なこと考えてたでしょー」 弟「姉さんじゃあるまいし」 姉「んなこと言うのはこの口かな♪」 弟「ひふぁいひふぁい」 姉「まったく……明日楽しみにしときなさいよ!」 弟「はーい……ってか今日AとBは?」 姉「AとBは衣装作りするからってすぐ帰ったわよ」 弟「すぐって……姉ちゃん待っててくれたの!?」 姉「そうだけど?なんで?」 弟「ありがと」 姉「?」 弟「~♪」 家 妹「おかえり~」 姉弟「ただいま」 妹「ほら見て~」 姉「おお!かわいいじゃん!」 妹「でしょ?なんかお姫さまって感じでしょ?」 弟「ん?妹のクラスって白雪姫・改をするんだよな?」 妹「そうだよ!私が白雪姫!」 姉弟「ええぇぇぇぇぇ!」 弟「おま……この前まで私はちょっとしかでないよとかいってたじゃん!」 姉「白雪姫ってことは……キスシーンがあるじゃん!」 弟「!!!」 弟「妹……誰だ…王子様役は……明日の劇は悪いが中止になりそうだ…」 姉「妹ちゃんの唇を……」 妹「え?王子様はTちゃんだよ?」 弟姉「な、なんだってー?!」 妹「私たちの劇は2クラス合同なの、王子様役の人は最初は違う男の子だったんだけどなんか二回目の練習のときに泣きながら役を降りるって言ってきてだれにしようかっていってたらTちゃんがやってくれたの」 弟「ははは……そ、そうか(たぶんほかの男にフルボッコにされたんだな……)」 姉「Tなら……いいか(たぶんね……)」 妹「それにキスするふりだけだって~ホントにするわけないじゃん~」 弟「よし!明日絶対見に行ってやるからな!」 姉「妹ちゃんのドレス姿……ハアハア」 そして本番の朝へ……
https://w.atwiki.jp/compels/pages/334.html
はぁ、はぁと荒い息を吐く。 超サイヤ人ほど消耗は無いとは言え、明らかに無茶をした。 それでもシャルティアを倒せていれば良かったが、かめはめ波と押し返した炎に飲み込まれる直前に、気が一瞬で移動する気配を感じた。 恐らく、逃げられただろう。 振るっていた槍が消えているのが、その証拠だ。 だが、一先ず追い払う事は出来た、後は─── 「あら、残念」 キンッ、と金属が触れ合う音が響く。 視線の先には、目元に幾何学的なラインが走り、楽しそうにほほ笑む銀髪の少女──グレーテルがいた。 彼女は目の前の少年の命を、悟飯の頸動脈を切り裂こうと、刃に変えた自分の腕を振るったのだ。 だが、幾ら消耗しており、グレーテルが違法薬物で身体能力を向上させていると言っても、彼の首を掻き切るのは容易では無かった。 忍び寄るグレーテルの気を探知し、気を纏った腕で払う事で迎撃に成功していた。 「……お前も、殺し合いに乗ってるんだな」 奇妙な光景だった。 如何に地獄の回数券という違法薬物を摂取していると言っても。 グレーテルよりも、悟飯の方が正面からでは強いのに。 それでも険しい顔を浮かべているのは悟飯で、対峙するグレーテルは笑顔だった。 「……そうだと言ったら、お兄さんは私を殺すかしら?」 不気味なほど、にこやかな表情で。 少女は少年に尋ね返した。 この少女は自分よりも絶対に弱い、それは半ば確信を持てる。 それなのに、悟飯の胸中を占めるのは、自分の内側を覗かれている様な不安感だった。 返答に、詰まる。 「……不思議な人ね、お兄さん。たまにいるのよ。世界のルールをもう分かってるのに、 それでも目の前の命を自分の物にできない、命の輪廻(リング)を回せない意気地なし」 無言の悟飯に対して、その手の刃を消して、グレーテルは近づく。 まるで、そうすればシャルティアと違って悟飯は自分に手出しができない。 そう、悟っている様だった。 事実それは正しかった、そのまま悟飯は近づくグレーテルの言葉に耳を傾けてしまう。 彼女の言葉が、絶対に自分にとってプラスにならないと理解していながら。 「私達はそんな事はもう違う。さっきまで命乞いをしていた子の断末魔の響きや、 肉を引き裂いた時に浴びる真っ赤で温かいシャワーが大好きよ?」 けたけたと無邪気に笑うグレーテルの顔は。 シャルティアの怒りの形相よりも、見ていて背筋が冷える様だった。 お互いの腕が届く距離に来ても、グレーテルは攻撃しない。 攻撃すれば、迎撃する口実を与えてしまうから。 それよりも、このお兄さんには此方の方がいい。 直感的に、彼女はそう理解していた。 「でも不思議だわ、お兄さん。お兄さんは私達と同じに見えるのに、 どうして命のリングを回すことを躊躇うのかしら?」 人差し指を顎に当てて。 純粋に疑問だという顔で、グレーテルは悟飯の顔を覗き込んでくる。 「ぼ…僕は……お前達みたいに……こ、殺し合いを楽しめなんか………」 否定しようとした。 そんな筈はない。自分は、暴力を振るうのは嫌いだ。 セルとだって、本当は戦いたくはなかった。 本当に? 「あら、それならどうして───お兄さん、笑ってるの?」 「────っ!?」 バッと、口に手を当てる。 さっきまで怒りで引き絞っていた筈の口の端が…緩んでいた。 だが、それだけだ。それだけの筈だ。 「わ、笑ってるわけないだろ……!い、いい加減な事を言うな……っ!!」 違う。 違う。 違う。 僕は、戦うのを楽しんでなんかいない。 美柑さんを置いてまで此処へ来たのだって。 この場にいる人たちを助けるためだ。 殺し合いを止めるためだ。 「───本当に?」 ───フフフ。ダメだよ父さん、あんな奴はもっと苦しめてやらなきゃ…… ───バイバイ、みんな…… 「あ、あああああああああッ!!!」 僕の失敗と、お父さんの笑った、あの時の顔が浮かぶ。 頭の中が真っ白になって、兎に角目の前の女の子の言葉を聞くのが怖くなった。 無我夢中で、僕は目の前の女の子を突き飛ばした。 女の子は、僕に突き飛ばされて、近くの建物の壁に当たって、崩れ落ちた。 そしてまたはぁはぁと、息を吐く。 何も考えたくない。考えると、気が変になりそうだったから。 そう、今は考える時じゃない、動くべき時だ。 そうしなければ、みんな死んでしまう。 だから僕は手に作った気を、此方に向かってくる剣に飛ばした。 気弾と弓矢の様に飛んできた剣がぶつかって爆発する。 剣が飛んできた方向には、褐色の肌の女の子が立っていた。 あの子も、殺し合いに乗っているらしい。 「なら、やっつけないと」 そう呟いて、女の子を倒すために体に力を籠める。 大分疲れているけど、問題はない。 僕が一番強いから、戦えない人を守らないといけない。 そうだよね?お父さん。 誰にも聞こえない様にそう呟いて、女の子に飛び掛かろうとした、その時だった。 「動くな、動けばこの女を殺す」 その言葉を聞いて、走り出そうとした体を止め、声の方へと向き直る。 そこには、眼帯の男の子が無理やり立たせた様子の、蒼い髪の女の子を盾にする様に立っていた。 ■ リップ=トリスタンにとってもイリヤ達の乱入から想定外の事態の連続だった。 リップと対峙する孫悟飯の介入こそ、その極めつけと言えた。 悟飯と突撃槍を持った女の衝突は、否定者の戦闘でもまず見ない領域の戦いだった。 正面からぶつかれば結果は火を見るより明らか。しかし逃げる事も容易ではない。 可能であれば、突撃槍の女と悟飯が戦っている間に逃げたい処だったが── 偏に環境が悪すぎた。 下手に動けば、流れ弾で死にかねない状況だったため、それは叶わなかった。 (……ひらりマントを手放しちまったのは失敗だったな) 敵の攻撃を反射できるひらりマントをニンフとの戦いで手放してしまっていなければ離脱も叶っただろうが…… それは今では意味のない泣き言だな、とリップは切って捨てた。 重要なのは、これからどう動くかに他ならない。 リップにとって最も避けたいのは、目の前の対主催と見られる少年と、イリヤ達に結託される事だ。 自分の不治であれば目の前の少年にも僅かにだが勝機はある。 しかし、イリヤ達の口からそれをバラされ、徒党を組んで襲い掛かられれば到底太刀打ちができなくなる。 だから、ただ逃げる訳にもいかなかった。 此処でただ逃げても、後々詰むのは目に見えている。 だからこそ、対主催達への削りも兼ねて、賭けに出る必要があった。 「くそ……アンタ……リップ……」 「動くな。癒えない傷をつけられたくなければな」 憎々しげに睨んでくる、天使の少女ニンフ。 その背中に義足を当てて何時でも殺せることを強調しながら、視線は悟飯から離さない。 その上で、交渉に臨む。 「お前を相手にするのは少しきつそうなんでな。此処は逃げさせてもらう。 追ってくればこの女がどうなるかは……分かるだろ?」 ただ逃げるだけでは、あの常識離れの速度で追撃された場合に逃げ切れるか不安が残る。 そのため人質を取り、追って来させない様にするほかない。 対主催を掲げるほど正義感の強い性格であるのは、乱入してきたときの言動から伺えた。 ならば、交渉の余地はある、リップはそう踏んでいた。 「勿論、お前から離れれば人質は解放する。 いつまでも足手まといを引き連れるつもりはないからな」 この発言にも、嘘は無かった。 だが、無傷で返すとは言わない。 最低でも不治の傷をつけて、無力化してからでなければ人質に取る意味がない。 できることなら、悟飯に傷をつけたうえで離脱したい所だが…… 彼の戦闘力を考えれば、無理に攻撃を行えば此方の攻撃が届いた時には敵の拳を喰らっていた、何て事になりかねない。 走刃脚の斬撃を目視で躱しかねない相手だ、しくじればそのまま死に繋がる反撃が待っている。 積極的に狙うにはリスクの高い策な以上、このままニンフを連れて逃げる方が確実だろう。 そう算段を立てた、正にその時だった。 「───なに?」 目論見が外れる。 目の前の少年──孫悟飯は、リップの脅迫を受けながらも。 無言で五指を広げて、その手に気のエネルギーを集めて、宣言した。 「逃がしはしない。もしその人を殺したら、次の瞬間お前を殺す」 ■ 「……ハッタリはよせ。こいつらを見捨てられないからお前はここまで来たんだろう。 そもそも、見捨ててもいいどうでもいい奴らならお前は此処に来なかったはずだ」 「さぁ……どうかな」 できる、と思った。 人質の女の子からリップと呼ばれた眼帯の“マーダー”が、約束を守るとは思えない。 僕から離れたら、人質を殺すに決まってる。 人質を取るような卑怯な奴は、ここで殺しておかないといけない。 (……その上で、人質の女の子も助ける) 敵に掌を向けて、分かりやすく気を集めておきながら。 もう片方の、リップから見えない後ろ手に、密かに気を集める。 一発目は、意識を引きやすく、それでいて敵が女の子を攻撃する暇もない程。 躱す事に専念しないといけない程度の威力で、気を放つ。 狙いはその後、躱して態勢を崩した相手を、もう片方の手に集めた気で撃ち抜く。 ピッコロさんの、魔貫光殺砲の様に。 (いける。奴はやっぱり、もう片方の手の気に気づいていない) 危険な手であるのは分かっていた。 でも、気を感じ取る限り、リップはあまり強くない。 本当なら駆け寄って後ろに回り込み、殴ってやっつけられればそれが一番確実だったけど。 無理をしてフルパワーを出した反動で、体が重い。上手く力が入らない。 きっと乃亜の制限だろう。でも、それを悟られるわけにはいかない。 だからこうして、相手の気を惹きつけやすい方法を選んだ。 (……あと、重要なのはタイミングだ) このまま睨み合っていてもらちが明かない。 だから、攻めるきっかけが欲しかった。 攻撃を仕掛けるきっかけが。 そう思いながら、僕も、リップも、押し黙ってしまう。 彼奴もきっと、僕に攻撃するか、逃げるタイミングをうかがっている。 僕の後ろに感じる気…褐色の女の子の方を僕の身体越しに時々意識を送っているから、恐らく仲間か。 挟み撃ちにされる心配がないように、其方にも意識を二割ぐらい送って置く。 僕と眼帯の敵の位置は重なっているから、彼女が僕をさっきの様に剣を飛ばして殺そうして、躱されれば眼帯の敵の方に飛んでいく。 彼女も僕の強さは知っているから、近寄っては来ないだろう。 その事を確認した直ぐ後だった。 その時がやって来たのは。 「気をつけなさい!こいつに、傷をつけられたら───!!」 人質にされていた女の子が叫ぶ。 来た、と思った。 一瞬だけ、眼帯の敵の意識が、女の子の方へと向いた。 そのチャンスを逃さない。迷うことなく、掲げていた方の手の気弾を撃ち放った。 「っ!?クソッ!!」 リップがしまった、と言う顔で大きく飛びのく。 ここまでは立てた作戦通りだ。 僕はもう片方の手を、奴の前に突き出す。 飛びのいた事で、盾にしていた女の子から、奴の身体が半身ほど出てしまっている。 撃ち抜くなら、今しかない。 一発で、頭を撃ち抜く! 「喰らえ───!!」 言葉と共に。 指先から、気を放つ。 此処まで全て考えた通り、できる筈だった。 「やめろおおおおおおおッッッ!!!」 眼鏡の男の子が、僕の指先の前に飛び込んでくるまでは。 な、と思う。 反射的に、リップに向けていた指先をずらしてしまう。 同時に、僕の指先から光線状の気が発射される。 一直線に伸びたその攻撃に、阻むものは何もなく。 そのまま、リップの身体を撃ち抜いた。 ここまでは、最初の想定通り。 ただし、眼鏡の男の子が飛び込み、軌道はズレて。 青い髪の女の子ごと、僕の放った気弾はリップを撃ち抜いていたけど。 ────こんな筈じゃ、なかった。 ────リップの言葉を信用できるはずも無かった。 ────約束を守っても、女の子が助かる保証はなかった。 ────じゃあ僕は、一体どこで間違えたんですか? ────どうすれば、上手くやれたんですか。 ────教えてください、お父さん。 きりきりきり。きりきりきりきりきり。 ■ 目の前の、ニンフの身体を貫いて。 悟飯の放った気が、俺に向かってくる。 数十倍、数百倍に圧縮された時間の中で、迫る光線を見て。 俺は、これは躱せないと悟った。 走刃脚は制限のため普段ほどの性能を出せない。 そして、初撃を交わした時に既に空気は出してしまった。 二撃目を躱すには、コンマ数秒足りない。 (くそ…) イリヤや、黒髪のガキが首を突っ込んで来なければ。 ひらりマントを手放していなければ。 黒髪のガキが、もう少し話の通じる相手であれば。 こんな事にはならなかった。 (クソッ) あの日と同じだ。あの、ライラの執刀を行った日と。 神様ってクソは、どうあっても俺の事が嫌いらしい。 こんな筈じゃなかった。 俺は、死ぬ訳にはいかないのに。 ライラを…助けるまでは。それなのに! 一体どこで、何を間違えた。ヒーローとして振舞えばよかったのか。 無理だ。 みんな救って、皆仲間にして。仲良しこよしで乃亜を倒してグッドエンドってか? そんなもんは、ライラが死んだあの日から、とうに置いてきた子供の感傷だ。 何故だ。何故だ。何故だ……ッ!! 何で、上手く行かないんだ……! 「クソォ!!」 ■ 大きな音で、目を醒ました。 何だか頭がぼんやりとして。夢を見ているみたいで。 目を醒ましてから何となくドラえもんの姿を探した。 でもそこは、家でも何時もの空き地でもなくて。 見慣れない街並みが目に入って、おかしいと思った。 顔を上げてみると、首に何かがついている。 ぼんやりしたまま、その首についたものを撫でてみる。首輪だった。 ───殺し合い。 その言葉を思い出して、一気に意識が冴えてくる。 頭はまだぼんやりした感じだったし、目も少し霞んでいたけど、飛び起きる。 そして、目を醒ました僕の目に飛び込んできたのは。 ───動けばこの女を殺す。 人質に取られるニンフとその後ろに立つリップ、そして。 ───逃がしはしない。もしその人を殺したら、次の瞬間お前を殺す。 ニンフの方に手を翳しながら笑う、黒髪の男の子の姿だった。 男の子の笑う顔を見た瞬間、ぞくっと背中が寒くなった。 実際にニンフを人質に取っているのは、リップの方なのに。 そんなリップをやっつけるために、ニンフごと撃ち抜くんじゃないか。 いや、拳銃とかは持ってないけど、ここにはロキシーさんやリーゼロッテの様に魔法を使える人がいる。 もし、目の前の男の子も魔法を使えるとしたら。 そう考えた瞬間、僕は走り出していた。 (あの子、本気だ!!) 本気で、ニンフごと撃つつもりだ。 エラーをした時のジャイアンより、ずっとずっと怖い顔を彼はしてたから。 絶対に、そんな事させるわけにはいかない。止めないと。 火事場のバカ力と言う奴だろうか。いつもより走るスピードはずっと速い。 今なら、出木杉にだって勝てるかもしれない。転びもしなかった。 気をつけなさい!こいつに、傷をつけられたら─── ニンフが、黒髪の男の子に向けて声を張り上げる。 それが合図だった。 黒髪の男の子の手から、魔法が飛び出す。 リップはそれをニンフを抱き寄せながら何とか飛び退って。 それに合わせたように黒い髪の男の子が、もう片方の手を、リップに突き出す。 何で、何でだ。そんな事をすれば、ニンフだって危ないのに。 もしニンフが無事でも、さっきの光線が当たればリップは死んでしまう。 敵なのはそうだけど、でもリップだって元は乃亜に連れてこられた被害者だ。 それなのに、どうして。どうして笑いながら殺そうと出来るんだ! 「やめろおおおおおおッ!!」 叫びながら、リップと男の子の間に割り込む。 間に合った、これで男の子は撃つのをやめるはず。 男の子の心の底から驚いた顔が、目に焼き付く。 ───その指から、光線が発射された。 ウルトラマンのスペシウム光線みたいだって、ぼんやりと思った。 男の子が出した光線は僕の顔スレスレを通り抜けて。 どしゅ、と後ろで音が鳴った。 嫌な、心の底から嫌な音だと思った。 「ニ、ニンフ……?」 恐る恐る振り返って。 そこにあったのは、崩れ落ちるニンフの姿だった。 ───何で。 僕はただ、ニンフにも、リップにも死んでほしくなかったのに。 死んでほしくなかったから、こうしたのに。 僕の、せいで? 「あ……うあ……」 ────命令って言うか、お願いになるけど……「死なないで」ぐらいかな?あはは。 ────でも、何度でも起き上がるよ。僕はだるまだからさ。 「うわあああああああああああああ!!!!!!!!」 胸を撃ち抜かれて、死んだリップと目が合う。 違う…違う違う違う違うッ! 僕じゃない。僕のせいじゃない! あの男の子が、ニンフが人質に取られているのに魔法を撃とうとしなければ─── こんな、こんな事にはならなかった! こんな筈じゃなかった。 頭の中がグルグル回って、何も考えられない。 もうめちゃくちゃに、僕は走り出した。 何で、何で上手く行かないんだ……! 「ドラえもん……何で来ないんだよぉ……!」 その場を夢中逃げ出して。 走って。 走って。 走って。 何もかも分からなくなって。息が苦しくなった所で、ようやく止まる。 それから、親友の名前を呼んだ。 でもこういう時にいつも来てくれるドラえもんは。 今日は、来てくれる気がしなかった。 【一日目/早朝/F-8】 【野比のび太@ドラえもん 】 [状態]:強い精神的ショック、悟飯への反感、疲労(中)、肩に切り傷(小) [装備]:ワルサーP38予備弾倉×3 [道具]:基本支給品、量子変換器@そらのおとしもの、ラヴMAXグレード@ToLOVEる-ダークネス- [思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。生きて帰る 1:僕は、僕が、殺した……? 2:もしかしてこの殺し合い、ギガゾンビが関わってる? 3:みんなには死んでほしくない 4:魔法がちょっとパワーアップした、やった! [備考] ※いくつかの劇場版を経験しています。 ※チンカラホイと唱えると、スカート程度の重さを浮かせることができます。 「やったぜ!!」BYドラえもん ※四次元ランドセルの存在から、この殺し合いに未来人(おそらくギガゾンビ)が関わってると考察しています ※ニンフ、イリヤ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました ※魔法がちょっとだけ進化しました(パンツ程度の重さのものなら自由に動かせる)。 ※リップが死亡したため、肩の不治は解除されています。 ■ こんな筈じゃなかった。 徒党を組まれたら面倒だから、と。 イリヤ達の一団が分かれた所を襲って。 それから先は滅茶苦茶だ。想定外な事だらけだった。 同盟者であるリップも、あの傷では助からないだろう。 そんな中で、命を拾った自分は運がいいと思う。 「なんて、思える訳ないじゃない」 同盟を組んだ矢先に、また独りだ。 自分の魔力には限りがあって、使い切れば消えてしまう。 賢者の石という魔力タンクは持っているけれど、それだって無限じゃない。 宝具の使用や転移魔術など、魔力の消費の大きい行動を行うのは怖い。 減った魔力は戻らない。考えなしに使えば命はどんどん目減りしていく。 だから、場慣れしていて、不治なんて強力な呪いを持ってるリップと組んだのに。 運に見放された彼は、あっさりと命を落としてしまった。 「運が悪かったわね、リップ君……美遊も」 呟いたその声は、掠れていた。 考えが上手くまとまらない。 身体を貫かれる美遊とリップの姿が、瞼の奥に焼き付いて。 何より、魂を分けた片割れの、イリヤの顔がちらつく。 甘ったれだと思っていた顔は、強い意志を放っていて。 それを見ていたら、自分は何か取り返しのつかない間違いをしている気分にさせられた。 とんでも無い空回りをしているような、そんな気分に。 「あの子…美遊が死んじゃって、大丈夫かし……っっ!!」 言いかけた言葉を必死に抑えて、のみ下す。 優勝するなら、イリヤにも死んでもらわなければならないのに。 そう願っている自分が、イリヤの身を案じるなんて、片腹痛い話だ。 被りをふって、強引に思考を切り替える。 「これから、どうするか……よね。今、考えないといけないのは」 「あら、それなら私と組まない?お姉さん」 突然響いた、自分以外の声。 反射的に干将莫邪を創り、声の方へと振り下ろす。 だが、子供なら簡単に斬り伏せる事ができる力で振るった夫婦剣は、一枚の布に触れると同時に奇妙な軌道を描いて虚空を斬った。 それを見て、赤い布を掲げる銀髪の少女はくすくすと愉快そうに笑った。 「まぁ凄い。こっそり拾ってきて正解だったわ。このマント」 リップが使っていた『ひらりマント』を得意げにひらひらと振って。 少し前まで剣をぶつけ合っていたとは思えない気安さで。 グレーテルは、本当に無邪気な笑顔で、クロエに笑いかける。 「……それ、リップ君のじゃない。どさくさに紛れて盗んできたってワケ?」 「えぇ。あのお兄さんたちがいたから全部とはいかなかったけど、拾える分は拾ってきちゃった」 あの男の子に殴り飛ばされたのに。 自分は、その場から逃げ出すことで精いっぱいだったのに。 強かなものだ。クロエはそう思った。 もし、あの場に勝者がいたとするなら。 それは目の前の少女なのかもしれない。 「どの道あの眼帯のお兄さんは死んでしまったし、それなら私が貰ってもいいでしょう?」 「……っ!どの口が。そもそもアンタが邪魔をしなければ、リップ君は───」 お前のせいで仲間が死んだ。そんな風なことを思って、クロエは食って掛かろうとする。 だが、彼女の言葉を遮る様に。グレーテルがぐりん!と顔を近づけてきた。 深い虚のような目だと、クロエは思った。 「どうして?お姉さんはこのパーティで優勝しようとしてるんでしょう? あのお兄さんも、遠くないうちに殺す予定だったのよね?」 「……っ!?そうだけど…っ。まだ死んでもらう訳にはいかなかったのよ!」 近くで視線を交わしていると。 身体の中まで覗き込まれているような、そんな目だった。 視線を逸らして、目を合わせないようにする。 そんなクロエに対して、それなら、と前置きをして。 そして、グレーテルはクロエの指に自分の指を絡め、そして告げる。 「……うふふ。それなら、猶更、私と仲良くしましょう。 お兄さんの分の埋め合わせをするわ。それなら、許してくれる?」 「……っ!?」 唇が触れ合いそうな距離で。 甘く、蕩けるような声色で。 壊れ切った、小さな魔女は囁く。 その魔女の誘いを受けて、聖杯の少女は息を飲んだ。 落ち着け。 合理的に考えろ、と心の中で何度も呟く。 目の前の子がいなければ、リップ君は死ななくて。 でも、私でも逃げ出すのがやっとの修羅場を、この子は抜け目なく立ち回って。 女の子。魔力供給もできる。 場慣れしてて、本調子には遠いとは言っても、私と戦える程度には強い。 頭の中に様々な考えが巡るが、困ったことに、彼女の乱入のせいでリップ君が死んだという感傷以外で断る理由は無かった。 何より…直感的に分かってしまった。 優勝を目指すなら、彼女は私の役に立つ。 「……分かったわ」 拒むことはできなかった。 その選択がより深い泥沼に沈んでいく事を承知の上で。 クロエは、こくりと頷いた。 その脳裏に浮かぶのは、美遊の最期。 ───イリヤは、生き…… 末期の言葉さえ紡げなかった、魂を分けた半身であるイリヤを友と呼んでくれた少女。 その少女の末路が頭から離れない。 死にたくない。生きていたい。 皮肉なことに、少し先の未来でクロエとも友になる筈だった少女の最期が。 彼女の選択を後押ししてしまっていた。 「うふふ。交渉成立ね。私はグレーテル!お姉さんのお名前は?」 「……クロエ、クロエ・フォン・アインツベルンよ 先ずは此処を離れましょう。さっきの子達が追いかけてくるかも」 本来であれば、和解できるはずだった。 クロエとイリヤ、彼女達二人の母親の助力によって。 絡まった心の糸は、解けるはずだった。 だが、この世界に二人の母親はいない。 姉妹喧嘩の、仲裁はしてくれない。絡まった糸が、解ける気配は未だない。 ……彼女はきっと、此処に来るべきでは無かった。 彼女は、奇跡に縋るのではなく。 奇跡をつかみ取るべきだった。 その間違いを正せぬまま、一度交わりかけた姉妹の道は再び離れていく。 【一日目/早朝/E-7】 【クロエ・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ ツヴァイ!】 [状態]:魔力消費(小)、精神的ショック、自暴自棄 [装備]:賢者の石@鋼の錬金術師 [道具]:基本支給品、透明マント@ハリーポッターシリーズ、ランダム支給品0~1 [思考・状況] 基本方針:優勝して、これから先も生きていける身体を願う 1:───美遊。 2:あの子(イリヤ)何時の間にあんな目をする様になったの……? 3:グレーテルと組む。できるだけ序盤は自分の負担を抑えられるようにしたい。 4:さよなら、リップ君。 5:ニケ君には…ほんの少しだけ期待してるわ。少しだけね。 [備考] ※ツヴァイ第二巻「それは、つまり」終了直後より参戦です。 ※魔力が枯渇すれば消滅します。 【グレーテル@BLACK LAGOON】 [状態]:健康、腹部にダメージ(地獄の回数券により治癒中) [装備]:江雪@アカメが斬る!、スパスパの実@ONE PIECE、ダンジョン・ワーム@遊戯王デュエルモンスターズ、煉獄招致ルビカンテ@アカメが斬る! [道具]:基本支給品×4、双眼鏡@現実、地獄の回数券×3@忍者と極道 ひらりマント@ドラえもん、ランダム支給品2~4(リップ、アーカードの物も含む)、エボニー アイボリー@Devil May Cry、アーカードの首輪。 ジュエリー・ボニーに子供にされた海兵の首輪、タイムテレビ@ドラえもん、クラスカード(キャスター)Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、万里飛翔「マスティマ」@アカメが斬る、ベッキー・ブラックベルの首輪、ロキシー・ミグルディアの首輪 [思考・状況]基本方針:皆殺し 1:兄様と合流したい 2:手に入った能力でイロイロと愉しみたい。先ずは双眼鏡で見つけた四人から。 3;殺人競走(レース)に優勝する。港で戦っていた二人は後回しね。 4:差し当たっては次の放送までに5人殺しておく。あの妖精さんは生きてるかしら? 5:殺した証拠(トロフィー)として首輪を集めておく 6:適当な子を捕まえて遊びたい [備考] ※海兵で遊びまくったので血塗れです。 ※スパスパの実を食べました。 ※ルビカンテの奥の手は二時間使用できません。 ※リップ、美遊、ニンフの支給品を回収しました。 ■ 「あの……」 呆然としていた所に、声を掛けられる。 声をした方に悟飯が視線を向けると、奇妙な光景がそこにあった。 声を掛けてきた者の正体。それは一振りの杖と、白い人形だった。 その傍らに、白い茨に包まれた、白髪の少女が眠っている。 『私は愉快型魔術礼装、サファイアと申します、此方は雪華綺晶様』 「……悟飯、孫悟飯」 『悟飯様ですか。……心中お察しします。ですが、どうかお力添えをお願いいたします』 「お願いします…マスターを…イリヤを助けて……」 縋るような声で、懇願してくる人形と、杖。 彼女達からすれば、消耗しきった中で藁をもつかむ思いなのだろう。 だけど、それは今しがた取り返しのつかない失敗をしたばかりの悟飯には。 どうしようもなく、重かった。 「……わ、分かりました。それじゃあ、僕の、その……一 緒に行動している人がいるので。その人が待ってる家に一先ず運びましょう………」 歯切れの悪い、ぎこちない返事を返し。 悟飯はイリヤを担ぎ上げた。 「あ……あの、皆さんは……」 イリヤを担ぎ上げて、出発しようとしている悟飯に、雪華綺晶はおずおずと声を掛ける。 その視線の先には、事切れた美遊と、ニンフがいた。 放って置くのは、心情的な忌避感があるのだろう。 それも悟飯は分かっていた。けれど。 「……すみません。後で僕がちゃんと埋葬しに来ます」 直接は言うことはなかったものの。 二人の遺体を、運ぶことを彼は拒否した。 雪華綺晶とサファイアはその言葉を受けて、何かを言おうとして。 そして、言葉に詰まった。 彼女達が見た悟飯の表情もまた、疲弊しきっていたから。 「……分かり、ました。後で、マスターが目を醒ましてから……」 半分は申し訳なさそうに、もう半分はやるせないと言った様子で。 雪華綺晶は、悟飯の遺体を運ぶことを固辞する意思を受け入れた。 それを見ると、悟飯はまた頭のおくがきりきりと疼くような錯覚を覚えた。 お前がこんなことをしなければ、私達の仲間は死なずに済んだのに。 この場に置いていくなんてひどい奴だ。 そう言われている様で、胸の奥から黒い物が噴きあがってきそうなるのを、抑え込む。 ──お父さんと会うまで……しっかりしないと……僕が、一番強いんだから…… きりきりきり。きりきりきり。 歯車がどんどん狂っていくのを感じながら、それでも止められず。 うわ言の様に、そう呟いて。 少年たちは歩き始める。 その様は皆一様に項垂れていて。 殺し合いの最中、マーダーを撃退し、六時間を生き残り。 これから朝を迎える勝者の姿ではなかった。 ───きっと、誰もが。運命の奴隷だった。 ■ ひゅー、ひゅー、と。 息を吐く。 全く、本当に、つくづくツイてないわね。 私…ニンフが目を醒まして思ったのは、そんな言葉だった。 死ぬ前に意識は戻ったけど、本当に戻っただけ。 あの、黒い髪の男の子が撃って来た光線は、私の胸部をごっそりと破壊していた。 自己診断では修復は不可能。 カオスに殺されたヒヨリの様に、私もこれで終わりってワケ。 …あのクソ生意気な医療用エンジェロイドが偶然通りかかれば可能性はあるかもしれないけど。 それでもやっぱり、そんな幸運は来そうになかったし。 修復不可能な損傷を負った私にこれから何ができる訳でもない。 立ちあがって歩くだけで、自壊していくだろう。 このまま寝転がっていれば、数時間は保つかもしれないが、それだけだ。 もう私は助からない。 彼に恨みはない。あの子はあの子なりに、私を助けようとしてた。 ウソ。やっぱりちょっと、もう少し上手くやんなさいよって思いはあったけど。 でも、もういい。 「みんなは……ちゃんと逃げたかしら……」 首から上だけを動かして、辺りを確認する。 私と、イリヤが連れ射ていた黒髪の女の子。 そしてリップ=トリスタン以外の死体は無かった。 良かった。 どうやら、機能停止(し)ぬのは、私で最後のようだ。 それが分かって安心したのか、どっと身体から力が抜ける。 色々ありすぎて、酷く疲れた。踏んだり蹴ったりだったし。 世界が終わりそうになって、訳の分からない化け物に襲われ続けて。羽まで毟られて。 私がいなければイカロスも、アストレアも。………トモキも。 きっと、お終いだろう。でも、現実的に私ができる事はもうない。 もういい、十分だ。疲れてしまった。 後はこのまま、機能停止まで眠ろう──── 「───って、んな訳、無いでしょ……!!」 いや、まだだ。 まだ終われない。せめて一度くらい乃亜の鼻っ柱をへし折ってやらなければ気が済まない。 こっちは全部台無しにされたのだ、きつい一発を…彼奴が最も困ることをやってやる。 「素粒子ジャミングシステム……」 これが、最後の一分だ。 この一分に私の全てをくれてやる。 翼が無いなんて関係ない。なくたって一度生やせたんだ。 ならいま一度やってやる。 私の全部を引き換えにするんだから、それぐらいの無理は通させてもらう! ────Aphrodite展開!! 横になったまま、Aphroditeを展開。 ほら…やっぱりできるじゃない。 横たわっているから、背中は見えないけれど。見なくても分かる。 今、私の背中には翼がある。だけど、それを喜んでいる時間は私にはない。 このまま、ハッキングを開始する。 ───システム侵入!ウイルス注入開始!制圧まで五秒! 「このまま…丸裸にしてやるわ。アンタの小賢しい首輪(コレ)……!」 狙いは一つ。私達を縛る戒めの象徴である、首輪。 その首輪を解析して、狂わせるプログラムを創り出す。 修復不可能な損傷を負った状態で、そんな事をすればどうなるか。 考えるまでも無い。でも、その時の私のパフォーマンスは、過去最高に超えるものだった。 今ならZEUSの防衛プログラムだって、手が届く。そう確信できた。 「────クラッキング、完了……!」 内部構造、爆破システム、それに対抗するウイルスプログラムの生成。 文字通り丸裸にしてやった。後はこれを近場のコンピューターに転送(ダウンロード)するだけ。 候補は、海馬CPと、図書館。ええい面倒だ、両方やってやる。 勿論直ぐに乃亜に消去されない様、私のジャミングのオマケ付きで。 ────禁則事項に接触しました。残り五秒で首輪を爆破します。 「遅いのよ、ノロマ……!」 私のジャミングを破って、乃亜が爆破のコマンドを命令したらしい。 相当焦っているのか、爆破までの間隔は数秒。でも、もうそれだけあれば十分すぎる! 数百倍に引き延ばされた時間の中で、何となく。 これが終われば、私のエンジェロイドとしての仕事も終わりか、と思う。 …それから、さっきはトモキも世界も、もう終わりだって投げやりになっちゃってたけど。 本当は、どうなったのかな。 もしかしたら、全部上手く行ってないかな、なんて。 そんな淡い夢を見る───エンジェロイドは、夢を見ないのに。 ────俺は、普通で、平和な毎日を送りたいのである。 ────みんなを、元通りに。 「は……?」 その時、首輪のデータから流れ込んできたのは。 私が最も知りたかった、夢の結末。 あぁ……そっか。そうなんだ。 乃亜にしてやられた。きっと、私からあと数秒の時間を奪い取るための、防衛措置。 私はそれに見事に引っかかった。 乃亜が首輪を介して送って来たそのデータは、私にとって致命傷だった。 だって…私の心残りが消えちゃったから。 「トモキ……良かった………」 その情報に気を取られたコンマ数秒が、勝負の分かれ目で。 解析したデータ全てを焼き付ける事はもうできない。 だから、せめてそれまで転送した情報を守るためにジャミングシステムをかけて。 それが、限界だった。 ────命令って言うか、お願いになるけど……「死なないで」ぐらいかな?あはは。 のび太、ごめんね。 命令、破っちゃうわ。 でも、その代わり、私が遺せるものは遺していくから───、 後は、頑張んなさい。 ……負けないでね。 ─────ボン。 【美遊・エーデルフェルト@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 死亡】 【リップ=トリスタン@アンデッドアンラック 死亡】 【ニンフ@そらのおとしもの 死亡】 【一日目/早朝/E-8】 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:気絶、全身にダメージ(大)、疲労(大)、精神疲労(大)、雪華綺晶と契約 [装備]:カレイドステッキ・サファイア@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、クラスカード『アサシン』Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、クラスカード『バーサーカー』Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [思考・状況] 基本方針:殺し合いから脱出して─── 0:────。 1:美遊、クロ…一体どうなってるの……ワケ分かんないよぉ…… 2:殺し合いを止める。シャルティアからのび太さんたちを守る 3:雪華綺晶ちゃんとサファイアを守る。 4:リップ君は止めたい。 5:みんなと協力する [備考] ※ドライ!!!四巻以降から参戦です。 ※雪華綺晶と媒介(ミーディアム)としての契約を交わしました。 ※クラスカードは一度使用すると二時間使用不能となります。 のび太、ニンフ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました 【雪華綺晶@ローゼンメイデン】 [状態]:全身に叩き付けられた鈍い痛み、悲しみ、イリヤと契約。 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1 [思考・状況] 基本方針:真紅お姉様の意志を継ぎ。殺し合いに反抗する。 1:マスター、お気を確かに…… 2:殺し合いに反抗する。 3:イリヤを守る。 4:この方々は、マスターのご友人の…? 5:彼(乃亜)は、皆人と同じ……? [備考] ※YJ版原作最終話にて、目覚める直前から参戦です。 ※イリヤと媒介(ミーディアム)としての契約を交わしました。 ※Nのフィールドへの立ち入りは制限されています。 ※真紅のボディを使用しており、既にアストラル体でないため、原作よりもパワーダウンしています。 ※乃亜の正体が鳥海皆人のように、誰かに産み落とされた幻像であるかもしれないと予想しています。 ※この会場は乃亜の精神世界であると考察しています。 のび太、ニンフ、イリヤとの情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】 の世界観について大まかな情報を共有しました。 【孫悟飯(少年期)@ドラゴンボールZ】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(小)、激しい後悔(極大)、SS(スーパーサイヤ人)、SS2使用不可、雛見沢症候群“???”、普段より若干好戦的、悟空に対する依存と引け目 [装備]:無し [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み、「火」「地」のカードなし) [思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。 0:………僕の、せいなのか? 1:眼鏡の子や魔法少女の子を美柑さんの所に連れて行って、それから。 2:海馬コーポレーションに向かってみる。それからホグワーツも行ってみる。 3:お父さんを探したい。出会えたら、美柑さんを任せてそれから……。 4:美柑さんを守る。 5:スネ夫、ユーインの知り合いが居れば探す。ルサルカも探すが、少し警戒。 6:シュライバーは次に会ったら、殺す [備考] ※セル撃破以降、ブウ編開始前からの参戦です。 ※殺し合いが破綻しないよう力を制限されています。 ※SSは一度の変身で12時間使用不可、SS2は24時間使用不可 ※舞空術、気の探知が著しく制限されています。戦闘時を除くと基本使用不能です。 ※雛見沢症候群を発症しました。発症レベルはステージ1です。 ※原因は不明ですが、若干好戦的になっています。 ※悟空はドラゴンボールで復活し、子供の姿になって自分から離れたくて、隠れているのではと推測しています。 【結城美柑@To LOVEる -とらぶる- ダークネス】 [状態]:疲労(小)、強い恐怖、精神的疲労(極大)、リーゼロッテに対する恐怖と嫌悪感(大) [装備]:ケルベロス@カードキャプターさくら [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3(確認済み、「火」「地」のカードなし) [思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない。 0:海馬コーポレーションに向かってみる。それからホグワーツも行ってみる。 1:ヤミさんや知り合いを探す。 2:沙都子さん、大丈夫かな…… 3:正直、気まずい。 4:リト……。 [備考] ※本編終了以降から参戦です。 ※ケルベロスは「火」「地」のカードがないので真の姿になれません。 【備考】 ※ニンフ、美遊の遺体がF-8に放置されています。 ※ニンフが首輪に対してハッキングを行いました。そのデータがB-5の図書館と海馬コーポ―レーションのコンピューターに転送されています。 どの程度データの転送に成功しているかは後続の書き手にお任せします。 前話へ 055 愛を示す術を失いかけても 投下順に読む 057 くじけないこころ 時系列順に読む 041 勝ち負けは一瞬で決まる シャルティア・ブラッドフォールン 090 嘘吐き イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 078 聖少女領域 039 注意一秒死は一瞬 雪華綺晶 美遊・エーデルフェルト GAME OVER グレーテル 059 ピンポンダッシュ 036 かけ違えた世界で クロエ・フォン・アインツベルン リップ=トリスタン GAME OVER ニンフ GAME OVER 野比のび太 060 Escape~楽園の扉~ 040 不安の種 孫悟飯 078 聖少女領域 結城美柑